クマさんのバイク専科

時速1ページ、日速10ページがやっとです

メンテ本のスポンサー筋のスタッフから、お見舞いのメールが突然届き始めました。メンテ本の発売日が10月30日になっていたのが1ヶ月遅れたからです。ボクは元気ですよ、原稿をこつこつ書いてますよ。週末は雨の日以外はつくばで走っていましたよ。10月発売予定は4月に撮影するパーツの選択をしたり、貸し出しの手配などの準備や撮影などをスタートした場合の設定でした。

 

ところが実際に準備が始まったのは7月過ぎと2から3ヶ月遅れでスタートしました。9月末に入っても分解組み立て調整の手順のスタジオ撮影が続いていました。メーカーの作ったディラーズマニュアルを参考に、スタジオで撮影した写真のデータが山ほどあって、それからファインが選ばれて、プリントされたサムネイルから切り出した写真を、撮影の順に並べればいいように思えますが、そうじゃありません。

 

工具の見え方が良くないと、撮り直したり、手順が間違ったりもあったり、作業手順はほぼあっていますが、時々前後が入れ替わっているので、一旦写真を並べて見て、ああでもないこうでもないと、マニュアルを参考にして、正しい作業手順に並べるだけで大変な作業です。イラストレーションを入れて分かりやすくするために、イラストの原画も考えてフリーハンドで書いてという、100ページ以上のラフレイアウトずくりも、10月に入ってやっと始まりました。

 

この時点で、すでに時速1ページの、その場で足踏みのような、前へ進まないじれったい作業は始まっています。写真を並べたら、1ページに何カットはいるかマスの書かれたラフレイアウト用紙に写真を移して、ラフレイアウト作りが始まり、レイアウト用紙に作業手順に沿った写真を移動して、タイトルの枠、作業の見出し、イラストを描き、工具や注目のポイントに矢印を書き入れたり、写真のトリミングやスペースを書き込んだラフレイアウトが、5ページ、10ページと仕上がるたびに、デザイン事務所のオペレーターに渡されます。

 

ラフレイアウトのできた時点で、原稿書きが始まります。写真に文字数が入った仮のレイアウトも次々に出来上がってきます。いよいよラフレイアウトが終わると、原稿書きに集中する時間です。4月にスタートの予定が、出版社の事情で2ヶ月以上も遅れてスタートしたのに、当初の4月スタートのスケジュール通り、一時は10月末とか言う無謀なスケジュールが撮影進行中に伝えられました。そんなスケジュールでラフレイアウト、原稿書き、点検をして、クオリティの高いメンテ本ができるわけがないので、その発売日のスケジュールが決定なら、撮影途中でしたが、撮影した日当だけもらって、この仕事を途中で止めることを覚悟して交渉しました。

 

まったく本作り、メンテ本の原稿書きの大変さ、現場の進行状況を把握していないスケジューリングなので、絶対に無理です。このスケジュールできるひとを探してもらって代わってもらいましょうか。メーカーなど広告スポンサーのスタッフからはお見舞いのメールが届き始めました。ボクが体調を崩して発売日が遅れることになっているそうです。11月末発売になったそうです。なるほどね〜。

 

「毎日元気」に、時速1ページを目指して頑張って原稿を書いていますよ、日速10ページも目指していますが、18時間デスクに向かっても、現物やマニュアルで確認しながらの原稿書きなので、なかなかスピードの維持が大変です。時速1ページもできない、ヘナチョコライダーの激坂走り的な進ちょく状況です。もちろん週末はつくばへ走りに行っています。毎週末台風が来て雨模様。先週末で後41ページの原稿書き、走りたいなー!。今週末はつくばで土曜日も日曜日も走りました。雨が降ると結局はホテルの部屋で原稿書きですけどね。今週末は2日とも走れました。後11ページです。ではでは。