クマさんのバイク専科

2日間、「猫の手」の店員さんをやってきました!ニャー!!

ここのところ、忙しかったらしく、修理や組み立ててお渡しする期限に追われて、夜遅くまで頑張っていた坂間メカニックが、疲れ切っちゃったらしく、とうとう、約1週間お休みしたいというので、火曜日から個人的に臨時休業に入っています。みんなに頼りにされている坂間メカニックですから、急なお休みで、お店にかかってくる電話に出ると、「坂間さんはいますか」というお問い合わせが相次ぎました。頑張っていたことがよ〜くわかりました。 

坂間メカニックはご存知の通り、声がでかいじゃなく、真面目だから、目の前の仕事に全力で取り組んでしまいます。手がけた仕事が、完結するまで、体力が続く限り、続けてやらないと気が済まないタイプです。国内で日本人メカニックをウオッチすると、よくいるタイプです。でも、本当にハードなプロチームの現場では、器用だし知識もあって、技術力の高い日本人メカニックは、「確かに腕はいいね」と言われますが、生真面目なだけに、いい意味で手を抜かないので、疲れを溜めてしまいミスが増えてきます。

 

体力に自信があっても、車の運転、洗車、メンテナンス、想像以上にハードな状況ですから。自分で体力の管理をしないとくたびれきってしまい、並以下のメカニックになってしまう可能性もあります。体力や集中力の差はあるかもしれないけど、コンスタントにクオリティの高い仕事を継続するには、正に、体力を使うところ、集中をするところ、休むところの緩急をつけないと、とても持ちません。どこかで緊張のスイッチを切って、体と心を休めることを叩き込まないとダメなんです。700km移動して、200kmのロードレースをサポートして、ベースの街へ700km帰るを繰り返せば、嫌でも身につけないといけない、プロフェショナルに必要な緩急です。それは、ショップのメカニックでも同じです。 

体力に自信がある若い人には気がつきにくい部分ですが、高いクオリティと結果を求める、プロフェッショナルであるために必要なテクニックです。やらなくちゃという心の焦りを抑えて、自分の技量と体力なら、今日はここまでやって区切りをつけて、休んでリフレッシュして、明日はここから完成するまでできるという、仕事の量を読むことも必要です。お休みしている間、きっと週末はお客さんが来るだろうと予想して、土曜日のマジカルミステリーツアーを走り終わった午後と、日曜日のサンデーライドを走り終わった午後にお店に「猫の手」スタッフとして出ることになりました。 


きっと、役に立たないだろうけど、来店したお客さんの話し相手ぐらいにはなるだろうと、期待されない、あんまり役に立たない「猫の手」スタッフを体験しました。たまたま土曜日も雨、日曜日も雨で、つくばでのライドは中止になりました。松永店長が椅子を出してくれて、カウンターの後ろに座らせてくれました。正面のドアをガチャリと開けて、お客さんが入ってくると、椅子から立ち上がって、お客さんの姿を確認してから、「いらっしゃいませ」とお声がけします。「まいど」なんて言いませんよ。 


7月12日前日泊、13日フィッティング&ライド、14日ライド、15日ライドのスケジュールで開催する黒姫合宿の参加申し込みに2人の方が来店されました。一人は僕が目標としているベテランライダーで、先日も雨の富士ヒルクライムにチャレンジして完走してきたそうです。もう一人は水戸に在住の方で、お店は2回目で、トレーニングの情報が欲しいようです。メンテナンスの本を買っていただいているそうで、ブログを見て数人のトレーニングのサポートをしているのが面白そうだし、クリートの位置の調整から始まるフィッティングにも興味を持ったそうです。 


サドルの前後位置や高さや角度の調整。ステムやハンドルバーの高さの調整や、ブラケットの位置などの調整が重要なことをお話ししました。水戸から信濃町への移動は大変ですけど、ダイナミックなフィールドの走りは魅力的ですよとお話ししました。長野県の信濃町の黒姫高原、斑尾高原、妙高高原などの、気温や雨の日もライドが開催される可能性があること、標高700mスタートで、1000mまで上るので、上り下りなどもあるので、スプロケットのローギヤの歯数など、機材のことなどをお話ししました。 


サンデーライドミーティングのことも松永店長と話しました。参加するメンバーを見てからコースや走行距離、走行スピードを調整することを確認しました。とにかく車が少ない安全なコースを走ることを心がけています。必要ならば北部工業団地に移動して、基本テクニックの講習会もやってみようというような内容でした。何かをお探しなのかなという2人連れの方に声をかけると、昔、モタースポーツに関係していた方で、現在もエンジン関係の機材のメンテナンスのエンジニアとして働いている方でした。現在は健康のためにMTBで平坦コースを周回しているそうです。 


ロードバイクの軽々とした走りの快適さを説明させていただきました。MTBで30分間走っているそうですから、走行距離は10kmから15kmでしょう。ロードバイクなら1、5倍は同じ力で走れるし、頑張らなくても、あっという間に50kmがこなせるようになります。有酸素運動を無理なくこなせて、心肺機能も知らず知らず向上して、体にもいいし、自然の中を走ったりでストレス発散にも向いているので、ロードバイクにもチャレンジして見てくださいということと、ヘルメットの着用をアドバイスしました。 


スタッフの森みちこさんもやってきて、これでレジ打ちもパーフェクトになったし、一安心です。可愛い声で電話対応もしてもらえるし、のんびり猫の手スタッフをやって、1日目が過ぎて行きました。めでたしめでたし。久々に立ち仕事をしたので脚がバリバリ張っていました。長崎ちゃんぽん屋さんに行って、皿うどんを食べてからホテルへチェックインしました。脚がかなりむくんでいたので、マッサージしながらホテルの脚を伸ばせるお風呂に浸かっていました。ではでは。