クマさんのバイク専科

強力な白色LEDヘッドライトと点滅式のテールライト

佐渡ロングライドではバイク装備品に、ヘッドライトとテールライトが必須アイテムになっています。そうです、210kmも130kmも、100kmコースともトンネルがいくつもあって、長いの短いのがあって、けっこう中が暗いんです。だからサングラスのレンズのカラーも、イエローとかピンクとかの透過率の高い明るいレンズを選んだほうがいいですね。佐渡ロングライドやセンチュリーライド、ブルベなどのロングライドは、公道を閉鎖して開催していませんから、クルマは対向車線からやって来たり、後ろからも来ます。

 

今年参加した佐渡ロングライドも、島のメインの公道を全面閉鎖したサイクルイベントではありません。ロングのトライアスロン大会と同じで、地元のひとはクルマでのコースの移動を自粛してくれているのですが、観光のクルマやバスは普通に動いています。多くの参加者があまりにクルマの通行が少なく、快適に走れていることに慣れてしまって油断して走っています。主宰者からの、公道閉鎖のイベントではありません、一列で走ってください。交通ルールを守ってください。というインフォメーションを忘れて走っているのかな。

 

それとも、参加費を払っているんだからという気持ちがあるのかな、並走したり、グループが横に広がって走っていたり、ブラインドコーナーの内側へセンターラインを越えて平気で切れ込んで行ったり、公道を完全閉鎖していると勘違いして走っているライダーもいます。これではクルマと正面衝突してもおかしくありません。ぶつからなかったのはラッキーなだけだと思いますよ。トンネルのある佐渡のコースだけでなく、夕方とか夜間走行する可能性のあるライドでは、ヘッドライトは白色の強力なLED の400ルーメンぐらいが欲しいし、街路灯の無いコースでは路面を明るく照らし出せるものでないと危ないです。

 

佐渡のコースでは点在するトンネルに入る手前で点灯させて、出たら切るので、ハンドルバーの直線部分にバンド止めできて、できればハンドルバーへバンドで固定してから、照らす方向を微調整できる台座の付いている構造のヘッドライト付きで、点けたり消したりを楽にできる構造のスイッチのものがいいです。テールライトを付けるなら、視認性が高いLED3個以上の明るい点滅式を選びましょう。ドライバーから見やすい、右側のシートステーやシートチューブ、シートポストなどの高い位置にしっかり固定して、佐渡ロングライドの場合は、佐和田浜のスタートからフィニッシュまでの約10時間、ライダーの存在をアピールするために点けっぱなしがいいですね。そのために、テールライトは電池は新品に入れかえておきます。もちろんヘッドライトもフル充電したり、新品電池に入れ替えます。

 

LEDのヘッドライトはジェントス、キャットアイ、レザイン、ブラックバーンにしても、省エネ回路や高照度の白色LEDがどんどん進化して、毎年明るさが格段にアップしていますし、電池も高価なリチウム電池の123A から脱して、単3や単4の一般的な電池へ移行して明るいモデルがリリースされています。コンビニでいつでも手に入る、お手頃な価格の電池です。リチウムの123A だと強力ですが、1本で600円ぐらいですからランニングコストがかかります。最新の単4や単3の電池を2本から3本の仕様で、200ルーメンから300ルーメンを発揮します。

 

やや充電式やリチウム電池のモデルより暗い仕様になっています。最強モードで連続点灯すると1時間から2時間照射できます。走っていてヘッドライトが暗くなり、電池が切れたらコンビニなどへ立寄って買い替えるか、予備の電池をサドルバッグなどに用意しておいて交換で対応します。電池交換で瞬時に機能を復帰できる点がとても便利です。もちろん、ランニングコストで優れた、USBで充電して繰り返し使える、200から800ルーメンクラスのLED ライトも増えています。

 

その場で電池交換できないタイプのモデルは、使い切ってしまうと充電しないと使えないので、ライド中の計画的な運用が必須となります。特に夜間走行やトンネルの走りが予想される、ブルベやロングライドでは、ヘッドライトの性能は、明るさを400ルーメン以上にした方がストレスなく走れます。お薦めはキャットアイのボルトのLED ヘッドライトで、USB 充電式ですが、400ルーメンや800ルーメンのモデルは、電池部分がねじ込み式でセパレーツできて、充電した予備の電池をサドルバッグなどに持っていれば、電池を交換して連続使用できます。

 

USB ケーブルを直接ヘッドライトへ接続して充電することもできるし、専用のクレードルに専用の電池をねじ込んで、急速充電することができます。フル充電には3時間半ぐらいかかります。点灯時間はそれぞれのフルパワーで2時間半ぐらいでした。キャットアイのボルトシリーズの400ルーメンのモデルの点灯時間を長くする裏技としては、800ルーメン用の電池をフル充電して使うと、点灯時間は3時間から3時間半に延長できます。

 

キャットアイやレザインには1200ルーメン、1300ルーメンの実用的な充電式モデルもラインナップされています。このクラスになると重くはなりますが照射範囲も広く、明るく路面の小ジャリや穴も照らし出せます。明るいので公道走行時では、ロービームに設定して使いましょう。そうそう、ヘッドライトには点滅モードの設定がありますが、アピール度は高いけど、ライダーが路面を見にくいし、公道でのヘッドライトとしては連続点灯がルールとなっています。ではでは。