クマさんのバイク専科

ビンディングペダルに慣れるライド:パート2

ほとんどのライダーは手が右利きだと、右足も起用に動かせる右利きのことが多いので、
実際にペダリングの動きやキャッチ&リリースの動作は右足の方が起用に動かせるのです。
ところがここまでのメソッドで30分くらい集中して左足のキャッチ&リリースのトレーニングを行ったことで、
左足の方がスムーズに足をビンディングペダルに着脱できるようになっています。

次のビンディングペダルの着脱に慣れるメソッドの段階は、1周で100mくらいのサークルを走りながら、
止まった時に両脚をビンディングペダルから外した状態にして、右足のキャッチ&リリースも加えます。
バイクを停止すると同時に右足もリリースして、バイクを真っ直ぐに立てて、
トップチューブをまたいだまま両脚を地面に付いて立ちます。
右足をビンディングペダルへセットするところからメソッドに取り組み、
再スタートして左足をキャッチ&リリースして、停止から再スタートを何度も繰り返します。

約1時間で数日分のライドで体験するキャッチ&リリースを経験したことになります。
頭からの指令と末端の脚のペダルを起こしてキャッチさせたり、
足をひねってリリースする一連の動きが連動するようにって、
目で足やビンディングペダルを見て確認しなくても、
一連の動作が誰でもこれくらいの時間でビンディングペダルの扱いに慣れてしまえます。
ビンディングペダルのパワーを伝える効果とか、バイクと一体になる感じは重要です。

このビンディングペダルのキャッチ&リリースに慣れるメソッドに取り組めば、
ほとんど転倒することなく足の着脱を巧くなれます。
スタートから再スタートのメソッドへ取り組む回数が増えるごとに女性ライダーは巧くなって、
途中から足元を見なくてもキャッチ&リリースできるようになりました。
自信を持った証拠に、1回目のクランクの回転の時に左足をキャッチできなくても、
右足を回していればスピードを保ってると気付いて、次のチャンスに左足をキャッチすればいいんだと、
安心してスタートから左足のキャッチに取り組んでいることが分かりました。

そろそろ一般公道を走っても大丈夫だろうと思い、大関いちごまでの18kmを走ってみることにしました。
最初の赤信号で止まったとき、女性ライダーは「できました!」と後ろで喜んでいました。
これで大丈夫です、もっと経験して自信を深めてもらいましょう。
ライドの前に1時間、初めてのビンディングペダルで神経を使いながら走っているので、
少し疲れているはずなので、平地は時速20kmで、ゆとりを持って走れるようにスピードをコントロールしました。
クルマのいない道を選んで、しかも上り坂の少ない場所を走りました。
少しお疲れ気味なので、いつもの千代田のセブンで休憩しました。

そこから大関いちごへ向かってのんびり走りました。
おばちゃんに大きな甘いいちごを食べさせてもらい、ちょっと遅めのお昼ご飯を食べに、
土浦北インター近くのイタリアの台所へ行って、
クワトロフロマージュのリゾットと、ペスカトーレをシェアして食べました。
50kmくらいしか走ったことがないと言う女性ライダーでしたが、
先日の霞ヶ浦のショートコース参加が初めての60km越えでした。

今日はビンディングペダルのキャッチ&リリースに慣れるメソッドで15kmほど走っているし、
大関いちごからイタリアの台所軽油で45kmほど走っているので、
60km走りました。クリートの位置を後ろへ下げて、
ふくらはぎへの負担を減らすクリート位置の調整を施しておいたのが効果を発揮して、
ふくらはぎを吊ることもなく走り切りました。
これで距離に対する不安もなくなったようです。だいぶ自信ができたようですし、
楽しそうだな〜。アドバイスしているこちらも嬉しくなりました。

焦って無理をすることはありません、体調に気を付けて平地で時速20kmから23kmを目標にして、
コツコツ走り込むことで、距離の不安もなく走れるようになったり、
スピードも上がります「自転車生活」がどんどん可能性が広がります。
マイペースで2時間から3時間くらい走り込んで、心肺機能や筋力を増して、
時速20km、時速25kmと少しずつスピードも付けて行けば、
マジカルミステリーツアーも、SRMも、みんなと一緒のペースで楽しく走れるようになります。
ではでは。