クマさんのバイク専科

自転車生活も心と体の問題に到達するな〜!

ただただスピードを出して楽しんでいたり、長い距離を走ることを楽しんだりという走りをしていました。その頃のアマ車連の登録者以外の素人レースは、短い距離の周回コースでのレースでした。クリテリウムでもないし、サーキットレースでもない、長くても30kmくらいの短いもがきあいの競争というものでした。本格的なロードレースとは比較にならないものでした。年齢などのクラス別のカテゴリーで勝って、カテゴリーを上げるような制度はありましたけど、登録者レースへの参加ということはあまり考えられていなかったと思います。

 

上位の常連さんというメンバーが20人から30人いて、各地で開催され始めたそういうホビーレースやピストレースを走っていました。だいたい1000mタイムトライアルを1分12秒くらいで走れるライダー達でした。それなりに未登録者のレースは流行って未登録者ライダーの統括団体のJCRC開催のホビーレースが頂点になって一世風靡しました。そして、その後にちょっと流行ったのがセンチュリーライドで、競争ではないけど、自分のタイムや体力にチャレンジする感じのロングライドイベントでした。

 

そして、これはそのカテゴリーのライダーが一斉スタートするのでライバルとの競争なのか、ひたすら坂を上るヒルクライムイベントです。トップ選手は、だいたい時速20kmから25kmで、10kmから22kmの距離を上るライドイベントの登場です。きっと競争と自分の記録へのチャレンジという意味合いがあるます。トップ選手はそれなりにハードなトレーニングをこなし、機材も軽量化など工夫して参加しているし、それなりに上ることをマイペースで楽しんでいるライダーもいます。ヒルクライムレースが大人気となりました。参加人数は1大会で3000人越えのイベントもあります。シリーズ戦にもなっています。

 

ロードレースや本格的なTTバイクを用意して走るチームロードは今でも開催されていますが、最も参加者の多いのはサーキットエンデューロでしょう。競争色を薄めて、みんなでチャレンジするチームリレー、7時間ひたすら走るソロ、などなど長く走りを楽しめるというのが受けたようです。もちろん、目を三角にして順位を争うグループもいますし、それぞれのペースでみんなで頑張ることを楽しんでいるチームもあります。

 

50歳くらいまでは、つくばや茂木や富士スピードウェイのエンデューロに参加して、7時間ソロや、7時間チームの先頭集団へ潜り込んで、サーキットエンデューロを楽しんでいましたが、体力の衰えとともに、スピードに付いて行けなくなって、2年間くらいはどうしようと悩んでいました。それでも時々ドキドキして走ることが楽しいので、上り坂で星の数ほどのライダーに抜かれようと、マイペースで走りゃいいやと開き直れるようになりました。もちろん速く走れて競争する方が楽しいですけど、もう、身を滅ぼしてもパワーを絞り出すという気になれないんです。息がゼイゼイして心臓がドキドキで180拍というような苦しいことはもうできません。

 

若い頃はパッとリミッターを解除して、スプリントしたりできましたけど、今そんなことしたら、翌日は筋肉痛になるし、下手すりゃ筋肉や靭帯や関節を傷めたりするし、もし怪我をしたら治るのも遅いからね。無茶は自然にしなくなります。少しは現状の体力レベルの低さを脱出して、LSDトレーニングくらいやって、スクワット系の筋トレも取り組まなくては、とは思っていますが、分かっちゃいるけどできません。もうそれが重要なこととも思えなくなっていて、自然な成り行きで体を動かせていればいいかと、ジタバタしなくなりました。

 

そんな怠け者根性が全身に染み渡っているので、欲しいバイクの思考も大きく変化しました。電動アシストやフルアシストのロードEバイクの一般化が待ち遠しいです。ブランドやデザインを選べるEバイクの時代が来ないかな〜。何を言われようと楽しく走れれば「それでいいのだ!」。そこそこバイクを手入れして、ガチャガチャ異音の発生がなく、止まりたいところで思ったようにスピードコントロールできて止まれて、しなやかな乗り味を発揮するいいタイヤをセットしたバイクで、の〜ンビリ50kmから100km走れればいいやって思えるようになりました。

 

とにかく無理をして走らないことを心がけて、いつまでも走りたいですね。1週間ももがきのダメージが後を引いて、週末のマジカルミステリーツアーのライドを走れなくなるようなことはしません。昔は連休ならホテルオークラにずっと連泊して、つくばを走り続けてヘロヘロになっていたこともありました。先週は土曜日がショップの走り仲間達と一緒に、茂木のエンデューロにチームリレーで参加しました。日曜日が朝10時からマジカルミステリーツアーでした。寝坊してちょっと遅刻しましたが、なんとか集まった仲間達とオムライス目当てで走りましたが、緩やかな上り坂でも脚がスカスカでした。ではでは。