黒姫合宿の１日目、天気予報では雨確実みたいな情報ばかりでした。ところが、雨雲の移動をネットで時間ごとにチェックしてみると、雨雲の切れ間が結構あることに気がつきました。ちょうど走る時間に妙高高原と上越市が曇り空になっています。そこで、黒姫合宿の１日目は国道１８号線を下って、新井の道の駅経由で、１年ぶりに上越市のお寿司屋さんへ向かいました。なんと、下り坂の強い追い風というものすごい幸運、ただし、下り坂のみですけど。
ライダーは帆掛け船のように背中からグイグイ押されて、まるでEバイクのように、ほとんど脚を踏み込まずに平地でも時速４０kmキープできるという状況でした。道の駅には思ってもいなかったくらい早く着きました。これでは上越市の富寿司というお寿司屋さんの開店前に着いてしまいそうです。新井の道の駅でのんびりお話をして時間調整です。西の山々には明るい雲が少しかかっていますが周辺も明かるくて、もうしばらくは雨も降りそうにありません、雪が尾根にいっぱい残って綺麗でしたね。でも東側の光が原と斑尾高原方面には真っ黒な雨雲が覆っていました。確実に雨が降っていますね。
新井の道の駅まで結構いいスピードで下ってくると、黒姫高原の標高７００mから５０mくらいになっているので、気温が７度くらい上がって蒸し暑くなりました。みんなが着ている長袖ジャージでは暑すぎます。こういう時はサポートカーに色々な状況に合わせられるように、半袖ジャージや、ウインドベスト、ウインドブレーカー、ゴアテックス系のレインジャケットなどの着替えを乗せておくといいですね。気温が２５度になれば、水分補給も必要になります。
サポートカーには転倒などの打撲に備えて氷も積んでいるし、水だけでなく、運動エネルギーになる糖質や、熱中症の予防になる塩分の入ったトマトジュースやスポーツドリンクなどの飲み物も用意しています。人気なのはコーラ、アクエリアス、缶コーヒー、オレンジーナなどです.Kさん用には糖質たっぷりで、ノンアルコールの梅ジュースやバナナ、足つり防止のマグオンや補給食もも用意しました。
開店直後に富寿司に到着して、美味しいお寿司をカウンターに並んで食べて、そのあとは地元のサイクルショップのループへ１年ぶりに行きました。まるでオレゴン州の片田舎に立っている２階建の住宅みたいな感じの作りです。店舗の前に突き出している屋根を支える柱は、なんか西部劇にでも出てきそうなアメリカンクラシックなウッディな作りです。馬の手綱でもくるくると柱へ巻きつけて、1杯引っ掛けている間待たせておける感じです。軒下にはバイクラックが備えられています。
これで、ウエスタンスタイルでテンガロンハットでも被って、店長も奥様も出てきたら、アメリカのお店ですね。２人ともお元気でした。店内にはグラベルロード、MTB、アメリカの手作り工房のバイクが展示されています。日本でこんなにアメリカンなバイクが展示されているのは珍しいです。店長の好みが反映されている展示です。増設したカフェで、美味しいカフェラテを作ってもらい、３０分ぐらい滞在しました。日、月、木曜日は美味しいエスニック系のスパイスが効いたカレー屋さんがインショップしているそうで、黒姫合宿の日曜日か、３連休のときの月曜日のライドの時に立ち寄ってみようかな。
ループはアメリカンなパーツがいっぱい在庫されています。数ヶ月雪に閉ざされている地域なので、MTB やグラベルロードも、かなり人気車種なのだそうです。東京オリンピックのチケットの抽選の応募にはBMXなどを狙ったそうです。ロードレースの観戦の話も出ました。K さんによると同志道の舗装の回収が進んでいるそうです。崖の倒壊も激しかったそうで、その辺りの改修工事も大々的に行われているようです。トンネル内の照明も改善されるので、オリンピック以降は快適に走れそうです、車が増えないかな？。
ロードレースの観戦チケットは富士スピードウェイのゴール地点が五千円だそうです。途中に車かバイクで行って観戦できないことはないと思うけど、ロードレースは通過するのが３０秒もないと思いますから、やはり、大型ビジョンかワンセグの携帯テレビを見ながらの富士スピードウェイが一番いいかも。という結論になりました。ピンクのアンカーを駆るAさんの佐渡ロングライド完走のお祝いに、半袖ジャージを探していたのですが、ここの店長がメーカーの社長と御付きあいしているという、フランス製のカフェドサイクルというブランドの、個人輸入しているというバイクウエアの中から選びました。
可愛いストライプのポロシャツのようなイメージの半袖ジャージを手に入れてお土産にできました。Kさんとサトイモさんのアドバイスによると、Aさんには、もっと派手な方が似合うというのですが、これが可愛いと思いました。気に入ってくれるといいんだけど。ちょっぴり不安なクマジジイです。上越市からの帰り道は予想通りの超向かい風になりました。車の少ない旧道を上って帰りましたが、アウター走りで有名なKさんですらスピードが上がらず手を焼いています。吹きっさらしのところでは２m以上横へ押されて反対車線まで行ってしまったそうです。
それでも、時々青空が顔を出す天気だったので、ここまで９０kmを濡れないで帰ってきました。なんて幸運なライドだったのでしょう。妙高高原までこれて、すぐ隣の斑尾高原はザーザー降りだったそうです。無事に黒姫高原のロッヂこまづめに帰りました。さーて明日の長野と新潟の天気予報はどうかな。坂間メカニックと電話で話すと、つくばは大雨だったそうですが、サンデーライドミーティングは走れそうだと言っていました。黒姫合宿の初日は９０kmを無事に走れてラッキーでした。ではでは。
