クマさんのバイク専科

サンデーライドミーティング中止に!

実は松永店長には1ヶ月以上前から埼玉のショップのライドが次々に休止されていることを伝え、自治体からのアラートによると集団での会食などへの自粛が伝えられていた。そんな中でさいたまスーパーアリーナでK1のイベントが6500人を集めて強行されました。感染者が増えていることを警戒していた埼玉県知事は会場入り口に来て、テレビカメラに向かって、K1主催者に自粛要請を何度もしたのにと嘆いていました。

 

自粛では強制力もないし、イベント中止の損失補償もできないので手の打ちようがないのだ。2度とK1主催者にはさいたまスーパーアリーナを貸さないという報復に出るだろう。その他のイベント会場もK1の強行姿勢に警戒して、貸さなくなる可能性が考えられる。コンサートなどや講演会などのイベント中止で、4000億円近い損失が出ていて、エンタメ業界を直撃しているという。連ドラや大河ドラマの大勢が参加する撮影も中断している。

 

感染が広がりを見せ始めていた1ヶ月以上前から、サンデーライドミーティングの中止を提案していました。集会を行わないようにという要請や自粛が始まっていたり、自治体からの警戒のアラートがあったりで気になっていました。10人以上のライダーが集まるので、もし、アウトドアで換気はいいけど、もしも感染したら困るな〜と思っていました。もう茨城県でもヨーロッパ帰りの人に感染者が出ているので、目に見えないウイルスなので心配していました。

 

木曜日の夕方に松永店長から電話がありました。東京の人出がいなくなった異様な光景を話しました。日本橋の三越デパートにも行ってみると、大理石の階段が空いていたので端っこへ座って休んでいると、ガードマンが出て来て「ここへ座らないでと」注意されるのかと思っていたら、入り口にある大理石のライオンにまたがってスマホで記念撮影する中国人に、中国語を勉強して注意していたのが懐かしいと話し始めました。

 

そんな話をしていると、松永店長がサンデーライドミーティンを中止したいと思っているという話をしてくれました。都内の人気ショップでもパンデミックの影響が出ていて、集客数が落ちていることを伝えました。感染ルートの追跡もできない感染者が増えている現状を考えると、リスクは高まっていると感じていたので、中止には僕も直ちに賛成しました。休止の期間は未定で再開はホームページやメールで発表すると言っていましたよ。

 

ショップに来てくれるお客様は桜が咲いた頃からグンと増えて、ロードバイクやクロスバイクの注文が順調に増えています。肺炎騒ぎになってもそれほど影響がありません。オリンピックの延期の決まった今日この頃でも、都内での感染者の毎日の100人近い発表にもつくばのショップの集客数はリンクしていませんでした。「自転車生活」を始めたいという人は多いみたいです。品揃えの豊富さ、メンテナンスのサポートの良さと、作業のクオリティの高さで定評があることが浸透しているみたいです。

 

これから自転車生活を始めたい人が、走り出すのに必要な快適ポジション作りも、バイクの取り扱いも店長か坂間メカニックが、丁寧にレクチャーするのも評判になっているようです。つくばの快適に走れるライドコースをスタッフがガイドして、メカトラブルにも対応してくれるのが、日曜日の朝にショップ前に集合して走るサンデーライドミーティングも好評でした。それがパンデミックの影響で休止となったわけです。

 

イギリスや日本でもサイクリング、ランニング、ウオーキングなどの運動による免疫能力の維持が推奨されています。細かい警告も発表されています。飛沫感染による感染を避けるためのソーシャルディスタンスの距離が2mというのも発表されていました。個人でのサイクリングの行動パターンを考えて見ると、感染者との濃厚接触も考えにくいので、個人でのサイクリングを楽しむのは、ほぼ問題ないと考えられます。大勢が集まって走ることのリスクが問題視されるでしょう。だから、ちょっと一人で寂しいですが、春を感じさせてくれるつくばでのライドを楽しんでください。

 

個人的に走り仲間と誘い合って、2人とか3人くらいで走るのもいいかもな。というわけで、当分の間、ショップ主催のライドはお休みとなりました。なんだか東京オリンピックの延期より、身近でショックだったな。パンデミックの早い終焉を祈っています。しかし、全世帯に布製マスク2枚の配布がパンデミック対策とは、日本国民の命を守ると国会答弁した首相の迅速な対応とは、経済的な支援の助成金支給でもなく、検査を増やすことでもなく、そんなことなの、恐れ入りました。マスクの調達に150億円、送付費用が50億円という経済官僚のアイデアという特別プロジェクトだ。

 

しかし、一世帯にマスク2枚の配布ですか!。ありがたい思し召しで首相の国民へのお気遣いすが、国民の思いと遊離した首相の思い込みによる税金投入。野党からの疑問もそうだが、与党の自民党からのこれでいいのかという声も出ているという。こんなので日本のパンデミック対応策は本当に大丈夫なのかなと、諦め気味のため息しか出ませんね。これを首相にアドバイスした経済官僚の顔を見てみたい。日本「大丈夫か〜?」。ではでは。