クマさんのバイク専科

世界で密かに活躍する日本製!

厚生労働省は管轄の及ぶ、検査機関や病院にはウイルス検査の増加を依頼しているが、文部科学省のテリトリーの大学の研究室へのウイルス検査の発注をしないから、縦割り行政の弊害でボトルネックとなって、ウイルス検査の件数を増やせないのだ。首相は3大学で協力が始まっていると答弁していたが、機械も人員も50大学以上が保有していて、研究員も待機状態で活用されていないという、要するに本気でテリトリーを超えて取り組んでいないのだ。内閣の指導力が機能していない。

 

フランスのブランドで日本の千葉の工場のクオリティの高い精密技術を採用して、日本法人を作って製造しているウイルスの検査機器が世界で活躍していると言うのだ。このパンデミックで大きな被害を出しているほとんどの国で認可されて使われているのだ。フルオートと一部自動の検査機器で、1000万円から2000万円で、日本以外の国では認可されて、昼夜を問わず、膨大な数の検査をこなし、精度も高く、しかも全自動モデルは、人為的なっ検査結果のばらつきもなく、検査する人間がウイルスに極力接しない設計になっていて、医療従事者の安全性も確保されている。

 

フランス政府からは日本の製造メーカーに感謝状が出たと話題になっている。まさに、日本で製造されている超高性能の検査機器なのだが。厚生労働省の医療機器としての型式認可がないので、日本の医療現場には納入されていないと言う異常事態だそうだ。フランスの法人も、日本の法人も、あまりの日本の厚生労働省の医療機器の許認可制度の1年以上かかる申請の煩雑さに呆れて、日本以外の世界を相手にビジネス展開することにして、各国で認可されて、性能の高さや安全性で認められているのだが、検査機材の、日本での認可申請を取りやめたと言うのだ。

 

アメリカ製の薬の認可はすぐにした厚生労働省が、許認可権を振りかざして、日本で生産している優秀な検査機器を承認しない、承認しにくくして、事実上、日本の医療現場から締め出して、ウイルス検査のスピード化だけでなく、日本の国民全体の健康を脅かしている。どう言うことなんだ。。パンデミック対策の準備を怠っていた厚生労働省の罪は大きい。国会議員や内閣、国民がこの件に、興味があろうとなかろうと、予算を計上して、パンデミックが起こる可能性や、どういうことになる可能性があるのか、警鐘を鳴らすのが、彼ら官僚やお役人の仕事なはずだ。

 

彼らが取り組んでいたのは医療機関の統廃合で、保健所は事務所を半分に減らし、人員も半分以下に絞って、合理化に成功したと満足していたところだった。当然、医療現場にも合理化の締め付けが及んでいた。そんなところへパンデミックが起こったのだ。自衛隊の細菌戦や毒ガス攻撃に対応する訓練を受けた部隊や、自衛隊系列の細菌戦対応訓練を受けた病院スタッフ、災害派遣に対応するDマットは流石の対応だったことが賞賛されている。医療資材の調達も専門のドクターの指導を受けて独自に動いている。

 

専門の調達部隊が働いて、医療資材を潤沢にストックしていたという。厚生労働省のお役人は、自衛隊の細菌戦部隊や、対応できる自衛隊の病院のシステム構築に学ぶべきだ。医師や看護師や介護士やスタッフの徹底した感染防止の教育内容を、日本中の病院に指導するのも厚生労働省の勤めじゃないのか。それを実現させるには医療資材の確保と分配がお役人の仕事でしょ。

 

ヘルメットも撃つ弾もないのに戦えるわけがない。マスクやゴーグル、防護シールド、防護服、消毒薬など、医療資材の緊急対応用のストックが少なくて、院内感染を起こす原因になったり、医療崩壊の原因になっているという反省はあるのかな。厚生労働省のお役人の要請に合わせて補助金で作った感染症負圧病棟を緊急事態に対応するために、開けて維持しておけば、わずかな補助金は出ても貧乏するというお寒い状況は続いているし、感染症の指定病院には外来患者の受け入れができなくなったり、感染のリスクを避けて来院しなくなる。

 

埼玉で子供が発熱して病院へ電話で相談しても、来ないでくれ、診察をはっきり断られる。診察もしないで解熱剤の処方箋を書くから受け取りに来てくださいという。これが埼玉の現実なのだ。院内感染でも起これば医療スタッフが自宅待機になって、病院が機能低下や停止になる可能性がある。国からのサポートが薄い病院経営は苦しくなる。こんなお役所は無くなってしまえとも思うけど。日本の国民の安全を考えたら医療のチェック機能は必要なので、もう少し素早く、正しい評価を下して、頑張れるお役人はいないのか。医療の現場を支えている人の試験的使用の認可や評価を、素早く吸い上げる特別な制度はないのか。

 

薬や医療機械の認可の世界も江戸時代と同じアメリカの黒船優先なのか。エボラ用に薬を開発した会社の検証ではコロナ治療に好成績と言っているけど、中国の治療の論文では思わしくない評価だ。効果と薬害のエビデンスが揺るぎない薬品でもないのに、厚生労働省は特例として新薬として認可している。日本製のインフルエンザ用の薬として開発されたアビガンの、コロナ対策の新薬としての認可は、製造元が黒船じゃないので、どうも厚生労働省の権限に阻まれて、手続きを踏んでねと言われて、お役人や官僚のハンコを1000個くらい押してもらうのに時間がかかって、遅れるのかな。

 

特別な検査技師の養成が必要ない、全自動の高性能のウイルス検査機械を作っているのは信頼性の高い日本法人だけど、フランスブランドだし、すでに各国でウイルス検査の実績があるので、厚生労働省の官僚やお役人がフランスからの黒船襲来と認識すれば、検査件数を本当で増やしたければ数日で認可じゃないの。とにかくお役人の縄張り意識は何とかしないと、日本は危ない。ではでは。