クマさんのバイク専科

土曜日は10時から50km走りました!

土曜日も日曜日も走り、お医者さんと約束した通りに糖質を筋肉を動かして消費しなくちゃ。だって、落車してからここのところ運動という運動ができていません。たった2週間で4kgも太ってしまいました。てことは、このままのペースだと10ヶ月で40kgも増えるのか?。そんなことになったら病状も悪化するし、ますます上れなくなります。来年5月の佐渡ロングライドの140kmの完走が遠のいてしまいます。完全復活の予感がするオリーブさんにも、佐渡ロングライド初チャレンジのPちゃんにも置いて行かれて、見放されてしまうかも。

 

土曜日は全くの平坦コースでしたが、のんびりとつくばを走りました。保冷ボトルには水を入れて、糖質補給できるシリアルバーを背中のポケットに入れました。久々の寒い日のライドだと思って、ナリーニの袖をジッパーで脱着できるジャージを着てスタートしましたが、何と空は青空、晴れてきてどんどん気温は上昇してきて25度近くなって大汗をかきそうになりました。袖を取り外して背中のポケットへしまって半袖ジャージ状態で走りました。

 

もともと上り坂アレルギーだし、さらに向かい風のアレルギーにもなっています。条件の変化に合わせて、予定していた霞ヶ浦のコースを外れ、ひょこひょこと走る方向を変えて、風を遮るものを探して、だいたい時速20kmから30kmの範囲で走りました。あまりに遅いスピードを見たくないので、今日はサイクルコンピュータを取り外して走りました。明日のSRMはキャットアイのメーターを取り付けるかな!。

 

今日は走り終わってからサイクルショップにいたのですが、昨日の夜に一人でホイールの仮組みをしていた風邪ひきの坂間メカニックが可哀想になって、手伝うことにしました。ホテルの部屋で食べようと思って買って置いた鳥めしのおにぎりを2つ、腹ぺこの彼にあげて、とりあえず作業を進めました。仮組みが終わって牛丼屋さんへ移動して、坂間くんはスタミナを付けるために肉食べ放題をして、家まで送ってホテルに入りました。

 

その、仮組みしておいた後輪ホイールのフリー側と、反対側のスポークを間違えて組んでいたのを、振れ取りにかかろうとしたマツナガ店長に指摘されて、スポークを組み直しました。スポーツバイクつくばマツナガでは、駆動方向前側が、ハブのフランジの内側から外側へ左右とも出るイタリア組みです。しかも、スモールフランジなので6本交差になります。チネリのスーパコルサというコロンブスのSLXというスチールチューブのラグ付きフレームにセットする、こだわりのホイールの仮組みです。パーツは基本的にシルバーアルマイト加工の製品をアッセンブルしてクラシックな雰囲気を醸し出すそうです。

 

こだわりの手組みホイールは、マヴィックのシルバーアルマイト仕上げのアルミ合金製リムで、スポークもステンレスのぴかぴかのプレーンの32本、ニップルはアルミ合金製のDTとリム集へ重量の軽量化も実現しています。ハブもシルバーアルマイト仕上げです。スポークのイタリア組みを確実に実現するために、駆動方向を確認して、リムのマークも駆動系のギヤ板や変速機が取り付けられる側から見えるようにしました。ハブにはマークがないので、バルブ穴を中心にスポークが平行になるように注意して組みました。

 

スポークを引く方向を間違えないように、フリー側から16本のスポークを交差させながら張り、ニップルは一定回数だけ回して仮止めしました。バルブ口から反対側のスポークを張ります。フランジに6本交差でスポークを張り、バルブ口に空気を入れやすいように、反対側のスポークと平行になるようにスポークを交差させて止めます。フリーと反対側のスポークも、仮止めの段階からドライバーの先でニップルを同じ回数だけ回して仮止めします。ニップルとスポークのネジには摩擦を増すプレップは塗らないで組み上げます。

 

マツナガ店長がマイクロゲージ装備の高精度の振れ取り台で、仮組みしたホイールを振れ取りをする段階で、仕上げは特殊なストレスのかけ方で、さらに微調整して仕上げるのでニップルは緩みにくくなり、熟成したホイールは振れが出にくくなります。チネリのオーナーのクラッシクバイク的なイメージ通りになるよう頑張っています。チネリのフレームのヘッド小物の圧入されるフェイスカット、ハンガーのねじ山の仕上げ、全てはカンパニョーロの大工具セットで、適切なオイルを塗って切削仕上げされていました。

 

スチール製のクラシックなチネリのカスタムフレームは、今も昔もハンガーシェルやヘッドチューブの上下のフェイス、リヤエンドの仕上げ、ヘッド小物のワンやカップ、フロントフォークのボールレースの圧入までが大変です、どの段階でも油断はできません。閉め合わせタイプのヘッド小物なので、ステムもフォークコラムへ差し込んでウスで固定するタイプだから、グリスを塗るのは錆び止めや着脱のスムーズさのために必須ですね。ではでは。