クマさんのバイク専科

手作りのシースルーガーメントバッグの30L

 

黒姫高原るんるん合宿とか、毎週末につくばで走るマジカルミステリーツアーで使っているのが、30Lのガーメントバッグです。スプリング&サマー&オータムは30Lで大丈夫ですけど、ウインターは体温調整のためにウエアがかさむので、倍の60Lのバイクウエアと普段着をクルマに放り込んで持ち歩いています。ホテルやペンションや旅館の部屋へ持ち込むメインのバッグは、パタゴニアの、背負えたり、手持ちできるマルチパーパスの30Lのコーデュラナイロン製のバッグでした。このバッグもメインの荷室のコの字型のジッパーを開けると、ナイロンメッシュのフタが付いていて、中身が見えて便利です。

 

でも、そのパタゴニアのマルチパーパスバッグを、最近は部屋へ持ち込まなくなりました。だってサトイモさんが作ってくれた、30Lの「シースルーガーメントバッグ」が、そのまま街やロビーを持ち歩いてもかっこ悪くないし、部屋に入ってテーブルの上へ置いて、スムーズなジッパーでナイロンメッシュのフタを全開にするだけで、バイクパンツ、アンダー、ジャージ、ソックス、アームカバー、グローブ、そして普段着も、使い慣れた引き出しのように、朝起きて、バッグの中をかき回して焦ることもなく、必要なウエアが分かりやすく種分けされていて、あまりにも便利なんで、パタゴニアをメインのバッグとしては使わなくなりました。

 

数年前、それまで頼りにしていたイーグルクリークの30Lのガーメントバッグが廃盤となってしまいました。アウトドア屋さんのインナーバッグのコーナーでいつも探してしまうのが、30Lサイズで中身が見えて、使いやすくて丈夫そうなインナーバッグでした。バッグメーカーが断りもなく生産を止めてしまっていて、デッドストックでもないかなと、昔、取り扱っていた都内の有名な山用品店をうろついていました。どうしても、そのガーメントバッグは見つかりませんでした。バッグを作れるというサトイモさんに、こんなバッグが欲しいのだけどと、毎週末につくばを走るための、冬と夏のバイクウエアと普段着の量を説明して、30Lの容量が必要なことを話しました。ナイロンメッシュ、ナイロン生地、ジッパー、持ち手などの素材を手に入れて、いくつか試作して、最終型として作ってくれたのが、この「シースルーガーメントバッブ」(勝手に名付けました)です。

 

フタがナイロンメッシュでシースルーなので、いちいちバッグのフタを開けて中身を確認しなくても、一瞬で確認できるし、スムーズに左右に動くコマの付いたジッパーは、コの字型にフタを全開にできて、ウエアの取り出しや収納も楽で、とっても便利です。持ち手付きで丈夫だし、30Lの大容量があるので、このまま2〜3日分のバイクウエアと普段着を詰め込んで、クルマで持ち運んでいます。オシャレな感じなので、パソコンなどの入ったデイパックを背負って、手にそのまま持って、部屋へ持ち込むようになりました。もう1つこのバッグを折り畳んで入れておけば、使ったバイクウエアや普段着を、とりあえず収納しておいて、ランドリーに運ぶバッグとしてもお薦めです。

 

このシースルーガーメントバッグも、実際に使うひとと、作るひとが考えて試作品を作って理想型を追求して、こんな機能やデザインが欲しい、と言うことを手間がかかってもダイレクトに生かして具体化しているので、「濡れないお財布」に続いて人気が出そうだけど、お財布以上に作るのが大変そうです。サトイモさん体に気をつけて頑張ってね。6月6日のイタリア文化会館でのカンパニョーロの12段コンポーネントの発表会の後で、坂間メカニックとスタッフの加藤ちゃんと一緒にクルマで移動して、原宿のラファで商品展示を見て、お腹が空いていたのでカフェでコーヒーとカレートマフィンを食べて、さらに、六本木の防衛庁よりのアクシスビルのラ・ガレージと言うカー用品屋さんに行ってみると、四国のカカザンブランドのディアスキングローブの常設コーナーが開設されていましたよ。

 

この間、カカザンのスタッフやイシズチ社長が四国から出て来て展示会をやっていた時に訪問して、その場で手に着けて気に入ってしまったサトイモさんが手に入れていた、新作の女性用の指切りディアスキンドライビンググローブはどうでした?。社長の企画した2018年の自信作だそうです。ミレミリアに似合いそうな、コンサバティブなデザインでありながら新しい感覚が盛り沢山だし、相変わらず、縫いとかしっかりしているし、手に馴染む形、革のしなやかさとか、半端じゃなかったですね。サトイモさんのサイクリングに特化したバッグ作りも楽しみにしています。次回作は、汗や雨に濡れないお財布を気に入って購入してくれた、Nチーフディレクターからの無茶振りリクエストのバイクシューズケースですかね。

 

自転車乗りがこうしてほしいと考えて、自転車乗りの作り手が、自転車乗りに向けて、妥協無しで作る本物のバイク用品と言っていいと思います。1つ1つ手作り品なので在庫があれば1週間以内、オーダーの場合は納品までに、今のところ2週間から3週間程度の時間がかかることもありますが、ここをこうできないか?、などのリファインやオーダーも可能です。

詳しくは、https://www.instagram.com/p/BjXxDDXnpLm/ 購入したい場合はミクシィやインスタグラムへアクセスください。現物のお財布、またはシースルーガーメントバッグを見たい方は、マジカルミステリーツアーに参加するライダーが手に入れているので、つくばライドや黒姫合宿で見せてもらってください。ではでは。