クマさんのバイク専科

チェーンに注油したんだけど、風速7mに負けた!

寒い、風が強い、それも危険なほど風が強い、風速7mにもなっています。走っているライダーもいるけど断続的に吹く風で右に左にふらふら走っています。ディープリムホイール装着のライダーは恐いでしょうね。ミュラーさんとも相談して、3日は走るのを止めました。残念だけど、転びたくはないのでクルマで大関いちごを食べに行きました。お昼ご飯は石岡の中華料理屋さんへ行き、つくばへ戻って珈琲倶楽部中山で珈琲や紅茶を飲んで解散になりました。ミュラーさんは1年ぶり以上のつくばだったのに残念でした。

 

ミュラーさんはプロジェクトMに乗っていて、ボクと同じセライタリアのターボマチック2ユーザーです。予備のサドルを探しているけどまだみつからないそうです。ボクはドイツのショップでデッドストックものを見つけてもらったので、その場所を教えていました。ドイツにも面白いサイクルショップがあるらしく、そのお店はビンテージパーツのストックを売りにしていました。カンパニョーロの旧パーツなどを販売しているみたいです。ミュラーさんは会社の仕事で1ヶ月以上ドイツにいたそうですが、かなり離れた場所だったので行けなかったそうです。

 

まず、ぴったりフィットするサドル探しが大変です。それが現行モデルならそのフィットするモデルに出会うための苦労だけで済みますが、20年も30年も前のモデルがぴったりだと新品を探すのが大変です。ユーズドでもなかなか見つかりません。こういう場合は苦労しますね〜。前の夜は、チェーンがシャラシャラ、音が大きくなったな〜と感じていたので。チェーンを洗浄する事にしました。チェーンの油汚れをきっちりブレーキパーツクリーナーやディグリーザーで洗い落としてから、ワコーズのメンテルーブ、ラスペネをスプレーするのが普通のやり方です。

 

ラスペネもメンテルーブも、スプレーすると水と入れ替わり金属表面に付いてサビを防止したり潤滑する特性、「水置換性」を持っていますが、ブレーキパーツクリーナーをスプレーしての洗浄の場合はすぐに乾くので、水とシャンプーでの洗車みたいに水が残らないので、水置換性は必要ありません。ブレーキパーツクリーナーをたっぷりスプレーして、クランクを回してチェーンに馴染ませて中の油汚れを溶かして、さらにスプレーして洗い流してウエスでふき取るすと効果的です。いずれも30秒から60秒ぐらいで揮発する溶剤なので、素早く洗い流しや、ふき取りの作業をする必要があります。

 

この季節に外での作業は寒いので、部屋にバイクと整備台を入れて、フロアが汚れないようにマットを敷いて作業を始めました。前回クリーニングして注油した時から500kmくらい走っています。ブレーキパーツクリーナーのBC—8をたっぷりチェーンへスプレーして、リヤエンドに洗浄用のプーリーを取り付けて、チェーンをドライブします。チェーンの中の油汚れが溶けたところで、さらにスプレーして洗い流します。まだ溶剤で濡れているうちにウエスでふき取ります。これでチェーンの中までかなりきれいになります。しばらく放置して溶剤が乾いたら、オイルを注油します。今回はホルメンコーレのルーベエクストリームです。かなり長い時間潤滑が継続します。

 

メンテルーブが200kmから長くて400km、ルーベエクストリームは600kmくらいまで使えます。しかも、チェーンのドライブ音がかなり静になります。整備台にセットしたバイクのクランクをドライブしただけで、抵抗の違いや音の違いを感じます。せっかく手入れしたのだから走りたかったな〜。ではでは。