クマさんのバイク専科

167.5mmクランクに交換しました!

お腹の手術の傷跡が痛い!、脚の筋肉や靱帯が痛い、それでもくよくよしないで、何とかよりいい方向に向かないか、機材選びでもじたばたするのがクマジジイのしぶといところ。5月の佐渡ロングライドの130kmコースを、「元気に完走」へ向かって、冬も走っていたわけです。どうにもこうにも気にかかってきたのが170mmの長さのクランクです。結論から言うと、クランクを交換して走ってみた感じでは、クランクの回しやすさや乳酸の発生しにくさはかなりいい感じです。一般的な170mmクランクを使っている、身長170cm以下のライダーは是非チャレンジしてみてください。

 

バイクのペダリングに関わる、根本的なところのクランクの長さを試行錯誤中です。それは、もう、だいぶ前から感じているクランクが長過ぎるのではという疑問でした。クランクは身長の10分の1の長さとか、170mmがスタンダードと言われています。でも実際に使ってみないと分かりません。平坦のオーバルコースを高速で走るピストでは、圧倒的に165mmの長さが有利でしたが、ロードバイクは165mm、167、5mm、170mm、172、5mmのクランクを使ってみましたが、結局は、一般的に普及している170mmのクランクを使っていました。

 

いままで使っていたのはカンパニョーロのカーボンクランクで、クマジジイが踏めて回せる感じのクランクは、170mmか165mmクランクですけど、本当に試してみたいのは167、5mmです。カンパニョーロも昔は167、5mmがあったけど、カーボンクランクになってからはクランクの長さは2、5mm刻みでは無くなっています。

 

しかたがないので、長さを選べてフロントの変速性能も信頼できるシマノを選びました。現行モデルの6800系のアルテグラには167、5mmが無いので、9100系デュラエースが発売されていて、それにも167.5mmがありますが、シンメトリックデザインの旧型デュラエース、9000系の4アームクランク、167、5mmの在庫が残っていたのでそれにしました。

 

在庫されている167、5mmクランクセットのギヤ板は53×39Tのレーシングだったので、アルテグラのグレーフィニッシュのチェーンリングと組み合わせたいと考えているのですが、50×34Tのデュラエースのシルバーアルマイトのチェーンリングを1セット注文しました。さらに、グレーアルマイトフィニッシュのアルテグラの50×34Tのチェーンリングを2セット頼みました。PCD は最小インナーギヤ34Tが付く110mmと同じですが、4アームの形状やギヤ板を止める部分の、アームの形状の厚さが違うのでコンポミックスを断念しました。

 

167、5mmのクランクを試す前に、カンパニョーロの170mmのクランクから、165mmのクランクへ交換してペダリングしてみましたが、重めのギヤ比を踏み込めないというより、足が上死点を過ぎて下死点を通過して、上死点へ戻って、次に踏み込むフェーズはすぐにやってきて、明らかにクランクを回しやすくなりました。でも、ペダル軸が描く円が小さく、足先だけを丸く動かしていて、上り坂やコーナーからの立ち上がり加速で、ケイデンスが80回転を切った当たりでは、踏み出しが重く、脚のパワーを発揮しづらいと感じました。

 

平地でも上り坂でも脚のパワーを引き出しきれない感じでした。5mmの差は大き過ぎました。というわけで、踏み込みの軽さと回しやすさのバランスを求めて167、5mmの9000系デュエアエースを取り付けて、今週のライドで使って走りました。平地では明らかに回しやすく、上り坂も80回転以上をキープできるギヤ比で、下からクルクル回して行くと、乳酸が蓄積しにくく、しかも上り切っても筋肉が深いダメージを受けないみたいです。

 

でも、ケイデンスが下がった状態で上りセクションに入ってしまうと、回転を上げるときにも重く感じたし、上死点を越えてからの足の踏み込みを重く感じました。それでも回しやすさは明らかです。向かい風の中、緩い上り坂でも、軽く回せるギヤ比を意識して選ぶなど、変速の仕方や選ぶギヤ比が変わりました。それを忘れてケイデンスを低下させてしまうと、踏み込みを重く感じるので無意識にできるようになるまで注意しないと、回しやすさや乳酸の発生しにくさは魅力的です。やっぱり167、5mmのクランクの効果に期待しちゃうな。しばらくはこのまま使ってみます。

 

ハンガーのベアリング&カップのキットも、まったりした回転のシマノの純正品の9100系デュラエースだけでなく、回転がスムーズでキシミ音が出ないものを探してみます。規格もJIS &BSC、BB30、BB86 などに対応しているものをスタッフにも聞いてみます。これからはJIS&BSC のネジ規格のフレームばかりでは無くなりますから。ショップには純正品だけでないハンガー小物がストックされていました。スタッフに回転やガタの発生、防水性や耐久性などを聞いて選んでみたいな。これでタイムのVXRSはチェーンホイール、ハンガー、11段フリーのスプロケットがシマノになって、さらにシマニョーロ化しました。ではでは。