クマさんのバイク専科

佐渡ロングライド初参加のPちゃんの走り!

土曜日の早朝、増4とーちゃんに駅まで送ってもらい、東上線のふじみ野の駅で予定の7時より少し遅い時間に、春日部の松伏でくず餅屋さんのおかみさんをしているPちゃんをピックアップして、川越街道や16号線の混んでいる道を避けて、関越自動車道の川越から乗って、10時30分に新潟港近くのガストを目指してスタートしました。ところが高坂まで渋滞で時間が読めなくなり、予定を変更して、11時半に到着して佐渡汽船の乗船手続きを目指しました。300km先の新潟港の佐渡汽船乗り場へ向かってスタートしました。

 

Pちゃんのバイクとヘルメットとバイクシューズの度の荷物はすでに預かっていました。佐渡ロングライドへ初参加ということで130kmコースにエントリーでした。Pちゃんは、お客さんに「お母さんはいますか」と言われるような、高校生のような顔立ちですが、実は3人の男の子と1人の女子高生のママです。埼玉県春日部の松伏で100年続く「くず餅屋さん」のおかみさんでもあります。家族と離れてのイベント参加は10年以上ぶりだそうです。

 

土曜日や日曜日も、お店は営業しているので、つくばで開催しているマジカルミステリーツアーには参加できません。月曜日のお休みに増4とーちゃんと柴又の帝釈天まで平坦な土手道を走ったりしているそうです。平坦コースだけど風が強くてけっこうハードな走りになるようです。4月、5月は、くずもち屋さんにとっても、高校生から小学生まで、4人の子供を育てる主婦として、もの凄く忙しい季節で、疲れてバイクで走る気にもなれなかったそうです。それでも「完走したいんだ」と、増4とーちゃんに相談して、一緒にバイクで走ってもらったそうです。

 

バイクはルックのしなやかなカーボンフレームにシマノのDi2アルテグラ装備で、前輪はジョバン二のアマンダスポーツオリジナル設計の木リムホイール、後輪はコリマの35mmカーボンホイールです。イベント直前の4月と5月にバイクで走った距離は短く、忙しくて家を離れられない時は、ランニングトレッドミルで1時間、てくてく歩いたそうです。歩くのはペダリングで使う筋肉とは少し違いますが、体を支える体幹の筋肉や心肺機能を鍛えることができるのでバイクにも効果的です。

 

何度かP ちゃんとバイクで走って、疲労を蓄積しないスピードを見極めました。時速23kmから30kmくらいが平坦での経済速度でした。ゆるい上り坂では時速15kmくらいでした。佐渡の上り坂は軽めのギヤ比で15kmくらいで上ることにしました。下り坂やワインディングは得意で、平気で付いてきます。佐渡のコースはアップダウンを繰り返すので、この下り坂のスピードを落とさないで走れるのは、次の上り坂へのアプローチへの武器になります。実際に佐渡を走ってみると下り坂の勢いで上り坂の途中まで走って、クルクル回して次々に坂を越えて行きました。ウオーキングに取り組んで来た効果も出ていました。

 

後半にある小佐渡の裏側のアップダウンに備えて、両津までのゆるいアップダウンで足へのダメージにならないように、後ろに付いて空気抵抗を減らして走り、ほんの少し軽めのギヤ比でクルクル回して走るようにアドバイスしながら走りました。佐渡の130kmのコースでPちゃんがリタイヤする要素はありませんでした。気温が27度と上がってきたのですが、水は意識してしっかり飲んでもらっていたし、ザバスのピットインゼリーも定期的に食べて、すぐにエネルギーになる甘酒を飲んだり、エイドステーションに立ち寄って大福やバナナも食べてもらって、定期的にお腹が空いた感じが発生しないように糖質刺激もしていたし。平地も時速25kmから30kmのいいペースで走れていました。

 

完全に体調の悪いクマジジイが上り坂で足を引っ張ったのと、走行距離50kmくらいからのペース配分の間違いが、両津の関門通過の時間の2分オーバーの原因です。気を緩めずに走っていれば、両津で20分から30分の余裕があって、佐和田浜までの残り30kmを、2時間半から3時間かけて余裕で完走していたはずです。Pちゃんには本当に申し訳ないことをしてしまいました。できれば来年も佐渡ロングライドへ参加してもらい、一緒に130kmコースを走って、一緒に佐和田浜のフィニッシュで完走証を受け取りたいですね。ではでは。