クマさんのバイク専科

27日、28日は乗鞍マウンテンヒルクライムのサポート!

8月の27日と28日に乗鞍のヒルクライムイベントに行きます。早朝に川崎に行って、22kmの上りだけのイベントへ参加する、ジャクソンさんと、たまごちゃんと機材をピックアップして、中央高速経由で松本に出て、高速道路を下りて一般道で乗鞍へ向かいます。たまごさん、この移動スケージュールでいいですか?。早朝の移動は大変だから、26日の午後から集合場所近くの駅前のホテルに泊まろうかな。予約を入れるのでスケジュールを決めて教えてください。

 

ところでたまごさん、ウオームアップ用の固定式のローラー台は2台ありますか?。なければこちらでタイヤを傷めないリムローラー式を手に入れて準備します。後で黒姫合宿のフィッティング用に使います。その他に必要なものはありませんか。今年の乗鞍は天気がいいといいですね。山の天気は激変するので神秘です。昨年みたいに7km地点までで打ち切りでは、傾斜がきつくなるフルコースじゃないとたまごさんの特性を発揮できませんからね。

 

乗鞍のコースを3日も走って下見した効果が表れるといいですね。黒姫合宿でご一緒したS さんも、貸し出したタイムのRXインスティンクトをフィッティングしたので走るんでしょ。去年みたいに松本市内だと朝の移動が大変でしたが、今年はスタート地点に近いので精神的には楽になりますね。雨のことを考えて、ウオームアップの時に濡れないように、折り畳み式のテントも用意する予定です。黒姫合宿でご一緒したS さんも、貸し出したタイムのRXインスティンクトをフィッティングしたので走るんでしょ。宿で会えますね。

 

乗鞍の22kmのコースの平均勾配はきつくありません!。スタートしてから7kmほどまでは、ほぼ平地に近い緩い勾配で、スタートした集団は目を三角にしてスピードを上げて行くので、ラインキープで安全な走りをするライダーの後ろへ付いてこの区間を走ればドラフティングの効果があります。ここまでは集団のままのスピード勝負ですが、周りの選手のスピードにまどわされて頑張り過ぎると、一気に乳酸が溜まって脚が動かなくなってしまいます。

 

集団の流れに乗ることも重要ですが、ここでしっかりウオーミングアップしていたかどうかの差が出ると思います。トータルで45分の入念なウオーミングアップをスタート20分前にしましょう。暖かいウエアを着て体を動かします。20分のウオーミングアップでゆっくりと呼吸と心拍数を上げて、体が温まってきて薄らと汗をかいて、毛細血管の先端まで血液と酸素を行き渡らさせて、筋肉細胞へ酸素を送り込んで、血管が開くことを朝から体験させます。体が温まったと感じたら、上半身のウオームアップウエアを脱いで、3分間の高いレベルの有酸素運動と無酸素運動のミックス状態でペダリングして、大量の乳酸を一旦発生させて、意識的に踏んで脚を動かします。

 

リカバリーに入る直前に心拍数も呼吸数もピークになります。そこから20分間はクーリングダウンでLSDレベル以下の運動強度で、軽くクルクル回して乳酸を除去して、クーリングダウンを終わります。上着を着て体が冷えないようにします。クーリングダウンしてから20分から30分ぐらいでレースをスタートするようにするために、ウオーミングアップ開始の時間は逆算して決めます。もちろん気温が低ければグランドコートみたいな暖かいウエアで保温します。

 

朝ご飯はヒルクライムレースのスタートの3時間前には消化のいいもの、食べ慣れたものを軽く食べて終わらせて、胃を通過して消化しているタイミングでスタートします。空腹感を感じるといけないので、スタート前は糖質を少量ずつとって糖質刺激しておきます。空腹感を感じてはいけません。バイクボトルは飲みやすいバルブ形式で、ボトルケージにするりと戻しやすいものを選びます。プラスチック製の普通のバイクボトルがいいでしょう。その中身は好みにもよりますが、走行距離22kmですから、水を半分ほどで足りると思います。軽量化です。

 

変速システムは前日の夕方にインデックス変速を確認して、エンドのブラケット曲がりのチェックと修正。チェーンのクリーニングと、当日の天気に対応できるオイルを注油します。晴れならホルメンコールのルーベエクストリーム、雨ならフィニッシュラインの水を吸うと粘着性が高まるクロスカントリーになると思います。良く眠って、ウオーミングアップを入念にしてスタートしてください。ではでは。