クマさんのバイク専科

10月の黒姫高原るんるん合宿の1日目

2016年の最終、10月の黒姫高原るんるん合宿を終了しました。日常とは違う特別な時間を大勢で楽しみました。金曜日、合宿で使う補給食などを調達して、午後2時に川越インターから関越に乗って230km、途中は横川のサービスエリアに寄って、おぎのやの「峠の釜飯」を買おうと立寄りましたが、4時の時点で売り切れの看板が出ていました。特別に美味しい物ではないけど、ここを通る時に気にかかる食材であることは確か。しかたがないので、お土産をぶらぶらと探してから、自販機で職権を買って、カツカレーとサラダを食べて夕食は終了しました。

 

もっと美味しい物を食べたかったなー!。専門病院で計算してもらった1日トータルの2000キロカロリーに到達できませんでした。しかも糖質が不足しているから肝臓が働いて、体のタンパク質を分解してエネルギーに変換しているはず。肝臓の負担が増えてしまいます。これはまずいな、まあ、明日からは定期的な食事が提供されて、その中から食べる量や栄養のバランスを自分で決めればいいので、自分で作ったりお惣菜を買ったりが無くなるので、気が楽になります。

 

信濃町・野尻湖インターを下りると、気温17度で寒いです。地元の第一スーパーの営業時間に間に合わず、しかし、7時閉店てのは少し早過ぎないですか。向かいのマツモトキヨシで牛乳やジュースや、サポート用のコーラなどを買って、ペンションセラヴィへ向かいます。明日は7時に朝ご飯を食べて、フィッティングして、午後はポジション確認のためのライドです。たまごちゃんからは、乗鞍のヒルクライムに使った、タイムのVXRSのクランクを170mmから165mmへ交換して、ポジションの作り直しを依頼されています。

 

たまごさんが8日の朝、セラヴィへ到着したらすぐにカンパニョーロのクランクの交換作業に取りかかります。ハンガーカップの規格をチェックして、適合していればそのまま165mmカンパのカーボンクランクをセットできます。合わない場合はカップの交換です。165mmのクランクは、アウターギヤの歯数が違うので、フロントディレラーの高さ調整が必要になります。VXRSのポジションをエッジのポジションと一致させるようにフィッティングします。電車で輪行してくる人も、クルマで来る人も、あわてずに来てください。特にクルマの方は注意して来てください。深夜になっても大丈夫なように玄関は開けておきます。黒姫高原でアソスのウインタータイツの押し売りが待ってま〜す。

 

8日はポジションの確認という感じでした!。黒姫高原るんるん合宿の初日は、けっこう気温が低くて20度くらい。しかも雨が降ったり青空が見えたりの複雑な天気模様。飯山方面は晴れていました。テントを張ってフィッティングを行います。汗がじわっと出たところでペダリングを確認したり、クリートの位置を微調整したり。新品のクリートに交換したのをチェックしたり。午前中一杯かかってフィッティングを行いました。

 

先月の黒姫合宿でポジションを調整したIさんは、シートポストの変形していたヤグラ金具を交換したり、ステムを73度ヘッドアングル対応に自分で交換したりしているので、ポジションが変わっている可能性もありました。サドルの取り付け角度を見直して、サドルの上の面を水平に戻し、尿道の圧迫を解消したり、ブラケットの位置やドロップバーの取り付け角度の微調整をして、手の平へのブラケットの上の面のあたりを改善しました。

 

前上がりに設定されたサドルの取り付け角度を水平へ変更して、尿道への圧迫が減って脚を踏み込めるようになったはずです。ステムは突き出し部分が水平になって、ブラケットやドロップバーの上に手をそえるだけで、真っ直ぐ走れるようになって、ハンドリングが安定化しているはずですが、現段階では余り効果を感じていないみたいでした。黒姫駅まで輪行して、駅から走って来たたまごさんご夫妻がセラビィへ到着して、たまごさんは、今までVXRSに付けていたカンパニョーロの170mmのSRクランクを、165mmのカンパクのカーボンランクへ交換してポジションを変更しました。乗鞍のマウンテンヒルクライムには170mmでチャレンジしましたが、165mmから167、5mmの長さがマッチすると思っていました。

 

ギヤ板は50×34TのRSのモノを取り外して、165mmのくランクにセットしました。RS のチェーンリングは34T側にネジ穴が切られていて、アウターギヤ側からアルミ合金製のギヤ板止めピンをT30のトルクスレンチで締め込むだけで、5アームのカーボンクランクへ固定できます。止めピンは1本のみクランクの裏側へ締め込みます。 リミテッドモデルのRSクランクは、ウルトラトルククランクでチタンシャフトを固定するボルトもチタン合金製です。このモデルの固定ボルトのねじ山は逆ネジ設定なので、うっかりスチールボルトを緩める方向へ回すと、ボルトをさらに締め込んでしまいます。

 

PBの10mmアーレンキーソケットを、アームの長いラチェットレンチへ取り付けて、ウルトラトルククランク独特の、ハースジョイントと呼ばれるギザギザ断面のハンガーシャフトを、中央で連結する固定ボルトへ長いアーレンキーを差し込んで、片側のクランクを持って逆ネジなので右へ力を入れて回すと緩みます。カンパニョーロのウルトラトルククランクのチタンボルトは、逆ネジと覚えておかないとクランクの取り外し作業が進みません。RSとSRがチタンボルトだったと記憶しています。2モデルだけ逆ネジにしている意味は分かりません。できればチタンもスチールも同じ方向のネジに統一してほしいな。でも、今更そうすると、何年モノから正ねじになってなど、さらに混乱を招くかも。

 

同じカンパニョーロのカーボン5アームクランクなので、BCD110mmでチェーンリングは互換性がありました。ただし、165mmクランクにはシクロクロス用の46Tと34Tが付いていましたから、RSの50Tと34Tと交換しました。止めピンの雌ねじを省いた、インナーギヤのネジ穴は、確実に止めピンをトルクスレンチ1本で締め込めます。BSC規格のハンガーワンは互換性があって、そのまま165mmクランクをセットできました。あとはサドルの高さをどうするか、5mmクランクが短くなったのだから、5mmサドルを上げられるのか?。ペダリングする脚の動きを見ていると、5mmでは高過ぎるなと感じて3mm上げました。

 

ところが、野尻湖湖畔のランバージャックまで走ってお昼ご飯を食べに行くと、3mmでも「高すぎる感じ」とたまごさんに言われました。そこで1、5mm下げて斑尾高原まで走って、そのポジションに納得したようです。170mmクランクをフューチャーしていたヒルクライム対応のポジション設定から変更して、この設定でしばらく走るそうです。しかし、5mmクランクが短くなったからと言って、5mmサドルを上げることができるとは限らないと言うケースでした。本当にライダーの体の感じ方って不思議です。数値を信じて上げ下げしても合わないんです。だからフィッティングは面白い!。いい勉強になりました。ありがとうたまごさん。

 

たま旦さんはスシャライズドの軽量バイクシーズのカーボンソールに、新品のシマノクリートへ交換していたので、クリートの前後位置、内外、取り付け角度などの位置をチェックして、固定式のローラー台でペダリングも見せてもらいました。すると、最初は、けっこうよそいきのペダリングをしていて、体が温まるまでなかなか本来のペダリングを見せてもらえませんでした。10分か15分経過して体が温まってきて、やっと、右脚と左足の踏み込む角度の違う、そして膝の通過する位置も左右で違うペダリングが登場してきました。新しいクリートの位置を、足の踏み込む角度へ合わせて微調整することができました。これで膝関節へのストレスが軽減されると思います。