クマさんのバイク専科

クリートに泥が詰まっただけで違和感が発生しました

ビンディングペダルのクリートの消耗を見極めて交換しましょう。ロードペダルのクリートはほとんどがプラスチック製なので、けっこう早く消耗することがあります。クリートが消耗したまま使うと危険です。キャッチ&リリースが巧く行かなくなったり、突然、足の固定が解除されて外れてしまうこともあります。けっこう歩くライダーは、左右両方ともクリートが消耗していることもありますが、信号待ちなどで着地するのは左側なので、左側のクリートだけがすり減っていることもあります。

 

消耗しやすいクリートの順に並べると、タイム、ルックのケオ、シマノ、スピードプレイで、歩くことが多いと数ヶ月、長くても半年に1度はクリートの交換になります。タイムは先端の出っ張りにある三角の印が無くなったラ交換時期です。ルックのケオは小型でキャッチされる部分も薄いので、滑り止めがすり減って本体の半分まで削れたら交換時期です。シマノは黒いプラスチックにかぶされているカラーの部分の滑り止めがすり減ったら交換時期です。スピードプレイは金属部分がすり減ったり、キャッチ&リリースがスムーズでなくなったら交換です。

 

歩くことが多いライダーはクリートカバーを取り付けて消耗を防げます。さらに、メーカーによって違うクリートの交換時期の目安を覚えておいて、自分で消耗具合を点検するか、どこを見ればいいのか良く分からない場合は、ショップに行った時にメカニックにクリートの残量を点検してもらいましょう。クリートが消耗していると本当に危険ですから、日頃から気にしてください。

 

シマノのSPD-SLロードペダル、もっともクリートとペダルの接触面の大きい、足が安定するビンディングペダルです。クマジジイは足をキャッチしてからも3度動かせるというフローティングタイプの、黄色い滑り止め付きのクリートのフィーリングが好きで愛用しています。足をペダルにセットしても動かせるからと、クリートの取り付け角度をおろそかにしてはいけません。最初にベストな位置を探す時に、自然な足の向きに合わせて1mm以下の単位でクリートを動かして、長くペダリングしても、脚に違和感が発生しない取り付け角度を探して固定しています。

 

クリートが消耗して交換する時も、ホワイトの修正ペンの白いラインでクリートの外周のソールへ印を付けているのですが、それでも線が太すぎて、違和感のない元の位置へぴったりにクリートが収まらないことがあるくらい微妙なものですから慎重に交換作業します。先週のライド中に泥が付く場所を歩いてしまい、わずかに付いたクリートの泥のせいで、キャッチ&リリースが妙な感じになって、ペダリングする脚に違和感が発生してしまいました。最初は何が原因かわからず、何だかなーと思いながら走っていましたが、膝関節への負担を感じてからクリートを点検してびっくり。

 

クリートのネジの部分に泥が詰まり、ビンディングペダルのキャッチメカニズムや踏み面へも泥が付いていました。ほんの少しなのにこんなに影響が出るとは、足の動きも制約を受けるようで、20分間ぐらい走っていると膝関節が痛くなる前兆みたいな状態になりました。特にクマジジイの左足は、自然な足の向きに合わせてクリートの取り付け角度を合わせて設定したのでは、キャッチ&リリースはスムーズになるけど、踏み込むフェーズで違和感が発生するという厄介な脚なのです。だから、踏み込む足の向きに合わせてクリートの取り付け角度を微調整しています。

 

その左脚に違和感が発生しました。お昼ご飯の休憩の時間に、クリートのネジ部の泥をかきだして、ペダル側もティッシュでふいて泥を落として回復させました。ライダーとバイクのインターフェイスはかなり微妙なものですね。ましてや固定モードや1度のフローティングモードのクリートを選んだり、クリートの取り付け角度の調整なども、重要なことを改めて教えられました。クリートにはショップへ帰ってから、ブレーキパーツクリーナーを吹き付けてクリーニングして、フッソオイルを塗りました。ではでは。