クマさんのバイク専科

黒姫合宿の再開、エンデューロ、フィッティングと刺激的だった!

ゴールデンウイーク途中をスキップすれば最大で10日間になります。4月28日の黒姫高原るんるん合宿の再開の準備に始まって、5月7日のつくばのマジカルミステリーツアーまで、ライドイベントやフィッティングが続いてあっと言う間に10日間が過ぎて行きました。連休の最終日の常磐道は帰宅で上りがひどいことになるだろうと思っていましたが、気が抜けるほどに渋滞がなくてスムーズにつくばから帰れました。

 

4月の雪景色の黒姫合宿の参加者はリピーターだけでしたから、勝手知ったるアップダウンのコースや、イベントスケージュールに乗って、参加者が心得ていて振る舞ってくれるから、とってもスムーズにフィッティングもライドも進行しました。昨年のアクシデントで鎖骨骨折して、その時に入れた補強のチタンプレートとネジプを外す手術を受けて、その影響から脱してバランスを取り戻した大王Kさんとタイムのスカイロンの元気なアウターギヤ走りも見られました。

 

つくばのライド、マジカルミステリーツアーでは会っていたけど、これは佐渡ロングライドへの参加、完走はヤバいのではと思うほどに、本格的な冬眠状態とお見受けしていたオリーブさんでしたが、やっぱりというか、ライドイベント前にはちゃんと復活するというオリーブさん。元気に黒姫高原や斑尾高原を走る姿も見られて嬉しかったな〜。でもね、ここだけの話し、オリーブさんの今回の冬眠状態は、いままでの冬眠状態と比較しても、かなりヤバかったと思うんですよね。

 

そんな時には大関ちごとかのお土産を持って、時々顔を出してみるんですけど、オリーブ旦那さんが「オリーブさん取り扱い免許の2種免許」を持っているので大丈夫なんですね。昨年の佐渡ロングライド210kmのオリーブさんの完走も、パイオニアの計測システムでパワーを測定しながら、どのくらいのワット数で走ると乳酸が大量に発生しないで、効率のいいスピードで走って無理をさせないトレーニングでペースをつかみ、本番の210kmのコースでパワーをコントロールして、オリーブさんをリードして元気に完走させているんですから。

 

だから、ボクの関心事は、今回の本格的な冬眠状態から、どうオリーブさんを復活させるかでした。黒姫合宿の段階では、すでにオリーブさんの走りは復活しかけていました。タングラムへの上り坂でも、クルクル回して何とかグループライドできています。マジカルに参加した時にはすでに水戸往復の120kmを走っていたそうです。タングラムからスキー学校へのスーパーダウンヒルでは、かなり飛ばして走っていましたから、黒姫合宿で完全復活のきっかけをつかむと直感しました。

 

サポートカーの中からみんなの走りを見ている場合じゃないな、自分も体を動かして刺激しなくちゃという気持ちにさせられました。オリーブさんの復活過程を見て元気をもらっちゃいましたね。佐渡本番でみんなに置いて行かれないように頑張ろー!。金曜日からの黒姫合宿を終えて、5月2日の夜につくばへ移動して、翌朝の4時から茂木のツインリンクのサーキットへ移動して、エンデューロの7時間リレーへスポーツバイクつくばマツナガの仲間達と参加しました。

 

佐渡ロングライドを走る予定のオリーブさんは、もちろんチームメンバーで、楽々と1時間走り続けて完全復活をアピールしていました。そこへいくとクマジジイは風邪ひき、左脚の血行障害、去年回復手術した腹の傷の痛みが同時にやって来て、寒いパドックで毛布にくるまって寝転ってる始末です。最初の出走は3周でウオーミングアップを兼ねてスタートしました。2回目の走りは7周走ってぜいぜいハアハアして終了しました。脚がカクカクしてまともに歩くこともできなくなりました。

 

オリーブさんは元気にサーキットの集団走行を楽しんだし、オリーブ旦那さんの7時間ソロを応援しています。この差は大きいな!、焦ります!?。同じチームのヴェジタリアンSさんも集団走行に混ざって走りを楽しんでいます。1時間きっちり走ってルーティーンを守って走っています。つくばのIさんの目撃談では、マジカルミステリーツアーで霞ヶ浦を走ったとき、時速35kmで歩崎へ向かって集団走行している時に、楽々付いて走っていたそうです。いよいよ佐渡は置いてけぼりだな〜!。

 

つくばで会った増4とーちゃんの情報によると、佐渡で一緒に走るPちゃんもバイクライドを再開しているし、室内のランニングマシンでも走り始めていると言う。いよいよクマジジイの置いてけぼりは確定的になってきました。100km地点の両津の宿での温泉三昧になりかねないな。4日からは朝9時からマジカルミステリーツアーの開始です。4人のフィッティングをしながら不動峠方面へ移動して、上り坂でのポジションの最適化の煮詰めを行いました。たまごさんは腕が深く曲がって、ブラケットをもっと角のように立てた方がフィットするのではと調整しましたが合わなかったようです。

 

腕が深く曲がって前半が詰まっている感じだったので、ステムの長さを60mmから70mmに変更することを薦めました。ステムの位置はクイックセットの上キャップをアイゾンの低いものに交換して、低い設定にして上半身の重さをより使って踏み込める設定にしましたが、これも手のシビレの原因になっている可能性もあるので、5mmスペーサーをステムの下に入れるのも試してもらいます。

 

6日は、東京から輪行してやって来たK さんで、野球で傷めた膝の手術をしているライダーのフィッティングでした。ライドすると膝にストレスがかかって痛みが発生しているというのを聞いているだけでした。固定のローラー台に乗ってもらう前に膝や脚や、体幹の筋肉へのダメージをチェックしました。アイシングするように手術を担当した専門の医師から指示を受けていたそうです。脚のアイシング、マッサージ、ストレッチングなどの手入れが不足していること、筋肉や靱帯が異状緊張している場所が何カ所も見つかりました。

 

体の柔軟性も筋肉の異状緊張で制約されて、左右の脚ともペダリングに重要な股関節などスムーズに動かせない状態になっていました。フッティングによるポジションの最適化だけでなく、運動前や運動後の手入れの必要なこと、実際のストレッチングやセルフマッサージの方法も、お話しさせていただきました。固定のローラー台に乗って20分ほどペダリングしてもらい、腰痛や張りを起こしやすいこと、肩頃や腕の張りの発生、手の平の痛みの発生が起こっていることを指摘するとその通りだそうです。特にサドルの前後位置は決定的にずれていて、現在使っているシートポストとサドルでは最適化できないことを指摘しました。

 

クリートの位置はかなり前よりの設定で、膝関節から下の筋肉への負荷が大きい設定でした。取り付け角度は自然な足の向きに合っていませんでした。左足がかなりカカトが外になる設定になっていて、膝の痛みの発生の原因の1つになっていたはずです。サドルを後ろへ大きく交代できるWR のRSR のシートポストは高価なので、交換するのを躊躇していましたが、交換して試してもらえば納得できると思い、本来パワーを発揮でき手クランクを回しやすい腰の位置を実現して、試してもらい、お買い上げとなりました。

 

腰の位置を出してから、ハンドルやステムやブラケットの位置を調整して、心肺機能や筋力に見合ったフォームを実現しました。これで3ヶ月ほど走り込んでみてください。乗ってきたバイクとは別物になったと喜んでいました。脚の手入れを継続してバイクライドを楽しんでください。毎日のようにバイクに乗ったり、フィッティングして、ゴールデンウイークは過ぎてしまいましたが、再来週には佐渡ロングライドです。冬もつくばでマジカルミステリーツアーを走り続けましたが、まだ走行距離で不安があるままでのライド本番になってしまいました。焦るな〜!。ではでは。