クマさんのバイク専科

佐渡のイベント当日が雨だったらどうしよう!

増4とーちゃん言うところの「大人の遠足」、2017年の佐渡ロングライドが来週末に迫っています。長期の天気予報では21日の日曜日の佐渡は晴れのようです。いままで一度もレインコンディションでの佐渡は経験していませんが、一日中、雨にたたられた佐渡ロングライドの経験者は、まるで山の天気のように降ったり止んだりと変わりやすく、とにかく思った以上に寒かったそうです。

 

5月だから大丈夫だろうと、ウインドブレーカーも持たないで半袖ジャージとバイクパンツで走り、一日中、雨に濡れ続けて、体が冷え切って後半に入って上り坂で動けなくなった参加者のリタイヤが多かったそうです。ドライコンディションでの走りだけを想定したバイクウエアだけでは、5月とは言え、雨の佐渡ロングライドの完走は難しいです。

 

佐渡ケ島、5月も末ですから気温20度くらいが考えられますが、雨に濡れて冷たい風が吹き付けたら体感温度は10度以下になります。冬の終わりか春先の寒い日のライドに相当します。終日の雨が予想されたら、防滴性があっても、防水性能の低いウインドブレーカーでは雨を防げません。じわじわと雨水が浸透してきます。短い時間だったら風を防げるから何とかなることもありますが、100kmを越えて快適に走れるとは言えません。

 

一日中レインコンディションなら、アウターシェルはウインドブレーカーじゃ辛いでしょう。耐水性や防水性の高いエントラントαかゴアテックスのレインウエアが欲しいところです。防水性と透湿性を兼ね備えた素材と言われていますが、はっきり言ってバイクのライドの発熱量、発汗量は半端じゃありません。内側には熱がこもるし、雨には濡れなくても発汗した汗で濡れます。レインジャケットのフロントジッパーや袖のジッパーなどのベンチレーションも重要ですし、組み合わせるアンダーやジャージも重要です。

 

アンダーは濡れても繊維が発熱して保温性があるスーパーファインウールが理想的です。ジャージも汗を表面へ吸い上げて蒸散させる生地のものが効果的です。雨は上から降るばかりでなく、路面からの跳ね上げも脚やお尻が濡れて不快ですから、リヤの簡易泥よけの装着、防水性の高いシューズカバーの装着も考えましょう。足元ですが、薄手のポリウレタン製の風や雨を通さないパールイズミのシューズカバーがいいですね。脚には保温タイプのクリームを塗ってスタートしたいです。ソックスはウール系のものが寒さ対策として1枚持って行った方がいいです。

 

グローブは雨に濡れて風が当たって、手の冷えるのを配慮して、指付きで、手の平側と指先に滑り止めの付いていているもの。MTB 用の指付きグローブなんかぴったりです。ボトルは2本用意します。1本は水、もう1本は体温を保つためにカロリーを消費するので、スポーツドリンクでBCAAや糖質を補給します。タイヤは滑りやすく、ブレーキも利きが悪くなり、見通しも悪い雨の中を走る、集中力を保つためにも重要です。

 

佐渡のバイクウエアは天気予報が晴天でも、どんでん山など高い山があるので、どう変化するかわかりません。晴天用のバイクウエアだけでなく、レインコンディションのことも考えて佐渡の荷物の中に用意しておいてください。そうそう明るいイエローレンズやクリアレンズのサングラスもお忘れなく。それと、マジカルメンバーのみんなで晴れることを祈るのをお忘れなく。ではでは。