クマさんのバイク専科

ピナレロの旧型パリを貸し出しのために復活させました!

3ヶ月以上、仕事部屋へ置きっ放しだった、ピナレロの旧型パリを復活させました。ハイドロフォーミングの肉厚のアルミ前三角トチェーンステー、オンダのカーボンフロントフォークとシートステーのフレームです。伸び気味だったチェーンを交換、ブレーキケーブルをシマノのデュラエースの樹脂コーティングケーブルに交換して引きを軽くしました。スラムレッドのe タップ装備なのでもちろんシフトケーブルは無いので整備は楽ですね。

 

シートポストはWRのRSRのシートセットバックできるモデルの31、6mm径をもう一本用意して、電動変速機を体験したいライダーへのバイク貸し出しの際に、いまセットしているRSRとセライタリアのターボマチック2の前後位置や取り付け角度の設定を、動かさないで済むようにしたいと思っています。ぴったりのサドルの位置って一度動かしてしまうと、いくらメジャーで寸法を抑えていても、元の位置へ戻すの難しいですからね。

 

サドルの高さは70mm以上調整できるはずです。シートチューブの長さは芯—トップで530mmあり、トップチューブの長さが525mmです。フロントセンターも長くて安定感があります。ステムは突き出し寸法の長さを交換して、ハンドルバーやブラケットのグリップ位置の距離の調整に対応することになると思います。ステムの高さは20mm上下に調整できます。身長165cmくらいから175cmくらいのライダーが試乗することができます。フレームの基本設計はトップチューブがホリゾンタルの水平の設計です。

 

シマノのDi2 やスラムレッドのe タップの電動メカ装備のバイクの、モーターによる強制的な変速のスムーズさを体験したら、メカニカルの変速システムに戻るのは難しくなると思います。アルミ合金とカーボンのコンポジットフレームですが、2段階にアールが付いているオンダフォークやオンダシートステーが効いているのか、乗り味がマイルドです。アルミのティグ溶接とカーボンとアルミの接着で組み上げられたピナレロの旧型パリの製造は、イタリアのムラーカが担当した製品です。

 

ジョバン二のアマンダスポーツのオリジナル設計の20mm×20mm断面の木リム前輪ホイールの、転がりの良さやショック吸収性による快適さも、電動メカやしなりのあるフレーム、そしてスムーズなインデックス変速は、快適走り向きの機材です。どちらも走行距離100km越えのロングライドに最適な機材ですね。

 

旧モデルのパリに装着したスラムレッドのeタップの変速機から、完全に放電している電池を取り外し、専用のチャージャーに専用電池を取り付けて、2個とも1時間半でフル充電しました。その電池を取り付けて、整備台に載せてインデックス変速の作動を確認しました。電池が放電して動かなくなっていても、eタップのインデックス変速の設定は残っていまいた。問題なく後ろ11段、前2段の変速をできました。RSRのシートポストの準備と、70mm・80mm・90mm・100mmの73度ヘッドアングル対応のステムを用意します。ではでは。