クマさんのバイク専科

土曜日は岩瀬から笠間周辺を走りました!

 

4月3日の土曜日のマジカルミステリーツアーは、岩瀬から笠間の山の中を、短い距離でしたがアップダウンを気持ち良く走りました。そんなにきつい坂ではないけど、丘をいくつも越えるコースでしたから踏み踏みのペダリングになって、すぐに乳酸の大量発生を感じて走ることになり、午後3時頃まで走ることだけ決めて、走るコースを決めていなかったので、まだまだこういう坂が続くのを想定して、抑えめで走りました。花崗岩の石垣や石灯籠や石像などの細工ものが展示された石工屋さんの多いこの街を、行き先未定でこういうぶらり旅するのも楽しいものです。

 

笠間へ抜ける道は周りを山に囲まれているようでいて、進んでいくほどに稜線がまるで後退するかのように細い道へ誘い込まれて、緩い上り坂のワインディングロードが見通せるほどに続いて、いつの間にか緩い上り坂を走っていて、何だか脚が重〜い感じがじわじわ続いて、今日はホントに調子が悪いのではと思ってしまうほどです。いつの間にか丘へ上り切ってしまいホッとしたものの、笠間の市街に通じる国道50号線に出るまでのダウンヒルは、道が狭いだけでなく砂が浮いていてタイヤが滑り気味でちょっと恐かったです。

 

細い農道は綺麗に舗装されているのですが、その両側の山には山砂をとる場所があって、大型トラックのタイヤ痕が残っていて、茶色い砂が出入り口にたまって轍になって、茶色い尻尾が走路に伸びています。この茶色い砂の盛り上がりが超〜恐いのです。まるで小さなビーズや小さいボールベアリングを路面へ敷き詰めたように、バイクがずるっと滑るのです。マジに強くブレーキングするとあっという間に後輪タイヤのグリップ力を上廻って横へ滑り始めます。バイクをコーナーで傾けようとすると、ずるっという感触がお尻に伝わってきます。

 

ヤバイ!っと、バイクを起こして走行ラインを慌てて修正して転倒をまぬがれました。急なハンドリングも禁物です。スピードをコントロールして50号線まで慎重に下りました。50号線を越えて、踏み切りを渡って東へ向かって走り北関東道の高架橋の下をくぐって、さらに東へ向かいました。キャンプ場を過ぎて、見覚えのある道をさらに東に向かって、板敷峠を越えて岩瀬駅へ戻ろうと思いました。ふと右側を見ると、見覚えのある赤い自動販売機でした。つくば側から真夏の道祖神峠をヒーコラト汗だくで越えて、喉が渇いてこの自動販売機で赤いラベルのコーラを飲んだのを思い出しました。

 

そこを通り過ぎて200mくらい走ったところで、これから先に行くときつい上り坂があることを思い出しました。そろそろ上りが始まっていました。そうだ!、やっぱりこの自販機は、このあたりでもっともきつい峠道の道祖神峠の入り口のやつだと、はっきり思い出したのです。クランクの回転数にして10回転ほど、どうしようと迷いました。このまま進むと8%くらいの上り坂が続くことになります。どうしよう、Iさんは絶好調らしくクルクル回しながら前に行ってしまいました。

 

急いでダンシングしてI さんに追い付いて「戻りましょう」と声をかけました。間違いなく道祖神峠のアプローチの道でした。300mほど戻って国道50号線方面へ向かいました。それでも緩いアップダウンは続きます。どんどん線路は近付いてきて、稲田駅へむかう細い路地に入り、ローカル線の踏み切りを渡ると和菓子屋さんがあります。そこの塩まめ大福も美味しいですが、冬のこのお店の名物は手作りのチョコ饅頭です。ここで休憩しようとバイクをブロック塀に立て掛けて、お店に入ると、お目当ての大福とチョコ饅はありました。

 

親父さんとおばちゃんが、店の中のイスに座って食べていけというので休ませてもらうことにしました。おばちゃんがコーヒーを入れてくれて、甘い大福とチョコ饅に合うようにブラックで飲ませてもらいました。ここからは50号線へ出て、バイパス沿いの旧道を走って、岩瀬駅まで無事に帰りました。けっこう踏み踏みのペダリングでしたから脚へのダメージが残りました。これで日曜日のマジカルは大丈夫かな?。でわでわ。