クマさんのバイク専科

サポートカーのアヴェンシスを受け取ってきました!

 

24万km以上を走り、ジャッキアップして見るとオイルがポトリ!?、エンジン周りからのオイル漏れも始まっていました。保険は大丈夫でも、車検の期限は明日までのぎりぎりで、ひん死のアヴェンシスでした。スーリーとテルツォのハイブリッドの5台乗せられるルーフキャリヤも何とか外し、神奈川県の厚木市のクルマが届いているファクトリーへ向かって、圏央道を思い出深い初代アヴェンシスと、2代目アヴェンシスとのクルマの交換のために、ドナドナドライブです。

 

初代のアヴェンシスは緩い上り坂のドライブレンジでの加速が明らかに鈍くなっています。オークションライセンスを持っている知り合いに、3ヶ月近く探して見つけてもらったのは、トヨタ車なのに逆輸入の2代目のアヴェンシスです。すでにアヴェンシスは現在3代目のモデルチェンジの時代になって2グレードのFF車のみになっています。初代、2代目、3代目とも、イギリスのトヨタマニファクチャリングユナイテッドキングダム製のクルマで、注文通りの初代と同じデザインの2代目のモデルで、走行距離が短い、4駆のシルバーメタリックを探していてくれました。

 

何台かアヴェンシスがオークションでヒットしても、3代目だったり、2代目でも走行距離やカラーやFF車ということで、なかなか4駆が見つかりませんでした。どうしてもアヴェンシスの4駆、それも汚れが目立たないシルバーメタリックの色にこだわりました。初代のアヴェンシスは自分で洗車してワックスをかけたのは、24万km走って2回くらいですから。ボディの小さな傷は板金屋さんでパーフェクトに修正されていました。

 

手元に届いたのは、ネッツトヨタの社用車で走行距離の極端に少ないクルマで、カーナビ無しの仕様でしたが、ボクはトヨタの純正のカーナビの地図の古さや、ディスクの読み込み不良など作動の気まぐれぶりにあきれ果てていたので、外付けの最新地図入りの優秀な最新モデルが選べてむしろ嬉しい限りです。パナソニックの傘下になったサンヨーのブランドだったゴリラの、1000シリーズの7インチ液晶のモデルの方が遥かに画面も明るいし動きも素早いし高性能です。ゴリラとスタッフがすすめてくれた、何やら怪しい!?、走行中もカーナビのセッティングの操作できるようになるアダプターを手に入れて、早速ダッシュボード上の中央にセットしました。

 

2代目のアヴェンシスは初代の弱点だった部分がだいぶ改善されていました。まずは、ドアのラバーシールド、初代のヴェンシスは日本の暑さと湿度にやられてボディからはがれてドアにくっ付いて外れてくる(日本車じゃあり得ない)のですが、密閉性を高めるラバーの質が変わっていましたし、ボディへの接着もしっかりしていました。ライトのレンズカットも変わっていました。日本の狭い道路幅に合わせて、左横の自転車や歩行者を照らし出すようになっていました。前方への光軸の照射角度は明るい部分がもう少し遠くでもいいかな。これは照射角度をネッツトヨタで、工具箱など、いつも乗せておく荷物を積み込んでから微調整してもらおう。

 

電球は白色の明るい純正品に交換してもらいます。まさか、初代のように電球の熱でホルダーが溶けて焼き付くのは対策されていると思うけど、前のくるmでは電球交換のはずが、数年で4個もレンズごとまるまる交換したので心配です。ライトと言えば、有り難かったのはフォグランプ付きだったことです。明らかに近くの視界が明るくなって路面や周辺が見やすくなって、夜間のワインディングの市街地走行が楽になりました。

 

残念だったのはドアのずしっとした重さの変化です。まったく同じデザインなのにドアが軽く締まるようになりました。確かに重過ぎると感じた重厚感を感じさせる初代のドアでしたが、ドアの重さそのものが変わった分けではなく、ドアの動きをコントロールするパーツの何らかの設計を変更して、サイドのエアバッグ装備にも関わらず、軽く動くように改善されていました。ドアの剛性はあるけど動きが軽い、最近の横方向の衝突安全性を高めた日本車のドアっぽくなりました。

 

リヤのハッチゲートのドアも開閉が軽くなっていました。工具やケミカルなどを積み降ろしするので作業が楽になります。こちらは大きなガラスがはめ殺しされているドアそのものが軽量化されているとしか思えません。このクルマのストロングポイントの足周りは、アヴェンシスらしさが完全に残っていました。ドアを開けて座席に乗り込んでもボディがまったく揺れないし沈み込みません。走り出してすぐにしっとりとしたヨーロッパチューンドサスペンションの乗り心地を確認しました。段差や道路の継ぎ目の乗り越しも角がマイルドになって心地よさは健在でした。

 

1500km近くある4駆の車体なので、150馬力でも上り坂ではアンダーパワー気味ですが、初代よりドライブレンジの加速がスムーズでした。高速走行の3500回転で時速100kmくらいでエンジン音がどの程度になるかに興味があります。シーケンシャルギヤのシフトフィールは初代よりカチッとして少し重くなってしまい、ダウンヒルで素早く変速してエンジンブレーキを使って走るのは苦手になったみたいです。オートマのほうが快適です。ブレーキはスピードコントロールをしやすいですが、少しストッピングパワー不足のところも初代同様に感じました。

 

ハンドル周りは左にワイパーのレバー、もちろん無段階の間欠ワイパー、リヤハッチゲートのワイパー付き。右にライトの点灯スイッチが付き、今だにポジションランプ、フォグランプ、ヘッドライト、ハイビームへの切り替えがどれなのか、機能をつかめていません。ハンドルを左右に切ると3本目の妙なスティックが付いていることに気が付きました。なんじゃこりゃと思いましたが運転中なので凝視できません。止まってから確認すると、どうもクルーズコントロールのようです。まだ高速道路で試していないので機能のほどは分かりません。

 

相変わらず室内は静かで、前後に配置されたマルチスピーカーの音のバランスもいい感じで、お気に入りのCD をかけてロングドライブでもいい感じです。帰り道は一般道を走って川越まで80kmのドライブです。コーナーリングも横浜のアップダウンや高尾山あたりで試しましたが思い通りのラインを走れました。これなら長野の黒姫高原周辺の山道でも、バイクがダウンヒルするのをチェイスできそうです。明日からは登録変更にお役所に行くのと、晴れていればルーフキャリヤの仕上げと装着に取りかかります。ではでは。