クマさんのバイク専科

くたくたになったライディングテクニックセミナー

 

4月8日の日曜日、スポーツバイクつくばマツナガのショップ主催のサンデーライドミーティングは、8時30分にショップ前に集合して、坂間メカニックの誘導で北部工業団地へ移動して、1周、約1、5kmの周回路を時速20kmで走りながら、一般公道やサーキット走行に対応する、ロードバイクの走り方が自然に巧くなる、ライディングテクニックセミナーで、トライアスロンのオリンピック選手向けに考えて、強化合宿で実施したドラフティングレースに対応するメソッドを体験しました。参加した方は、走り終わってみて、妙に疲れていませんでしたか?。

 

初めて茂木のエンデューロへ参加のライダーも、ロードバイクのライディングテクニックを教えてもらったことが無いという方も、自分のライディングテクンックを確認してみたいという方も参加しました。このメソッドを体験する前と後で、走りがはっきり変わりました。当日は少し寒いし風が強かったのですが、行き帰りも含めてトータルで約50kmほど走りました。ショップから北部工業団地までが約10km、周回路でのセミナーが2時間で約30kmほど走り。午前中にショップへ帰るグループは、坂間メカニックの先導で12時前に帰りました。

 

セミナーは、1mの狭い車間距離を保って走ったり、ハンドルが接触する寸前の隣りのライダーとの接近など、スピードは時速20kmと遅くても、日頃のライドでは体験していない、転倒の可能性のある、危険と隣り合わせの緊張する走りをするので、神経系や筋肉を総動員してコントロールして走るので、走行距離の割にとっても疲れます。参加したライダーは、神経も使ったし、日頃使わない筋肉も使っているので、へとへとになってショップへ帰ったはずです。

 

幸い転倒事故もなく、メカトラブルはバルブ口の焼き付け部分からの空気漏れによるパンクの1件だけでした。参加したみなさんお疲れさまでした、頭を使ったので血糖値が下がって、お腹空がいたでしょう。パン1個の補給食では足りませんでしたね。このイライラするような緊張感のある体験をして走ったことで、アフターは、走りが自然に安定しているはずです。以下は日曜日に体験したメソッドと、体験することで身に付けられる効果です。

 

体験1)

●一列棒状で公道の路肩を真っ直ぐ走るためのメソッド。1列棒状になって時速20kmをキープして走り、前の走者と最初は3m以上間隔を開けて真後ろを走ります。顔を上げて、前のライダーの背中越しに、30mから40m先に視野の中心(視線)を置いて、広い視野を確保して走ります。顔を上げて視線をなるべく遠くに置くと、バイクはふらふらしにくくなります。路肩の白線の上をキープして走ります。

 

●グループライド中に車間距離を保つためのスピードの調整は、まずペダリングする脚の力を緩めたり、脚を止めてスピードを落とし、それでも接近するようなら軽くブレーキをあて利きさせてスピードを落とします。ただし、追突を避けるために急激なブレーキングは避けます。もしかけるなら、左右五分五分の力で、じわっとブレーキレバーを引いてください。

 

体験2)

グループライドの基本の車間距離は、公道では安全のためや空気抵抗を軽減するために1mから3mです。トレーニングでは安全に配慮して時速20kmで1列棒状で走ります。スピードは抑えめの方がライディングテクニックに集中できて効果的です。顔を上げて広い視野を保って、前の走者との車間距離は1mをキープして走ります。2周も走るといらいらしてきます。それでも我慢してスピードコントロールして、1mの間隔を保って走ります。

 

●さらに、10秒から20秒の間隔で、グループライドの先頭を交代します。常に車間距離は1mをキープします。1列棒状で走るグループの、先頭からsガルときは、内側にずれて走行ラインを移動して、スピードを落として、次のライダーはスピードを上げないで先頭に出ます。10秒から20秒の間隔で次々に先頭を交代します。

 

体験3)

●グループライドの基本パターンの2列の周回ライド。時速20kmキープで2例で走ります。前後は1m間隔をキープします。横方向は隣りのライダーのドロップバーとの間隔は40cmをキープして真っ直ぐ一定速度で走ります。

 

体験4)

●時速20km、前後は1m間隔、左右は40cmをキープしながら、右手放しで1周、左手放しで1周走って、スピードは踏む力を緩めたり踏んだリしてコンとオールして、不安定なバイクをハンドリングと体重移動でコントロールして走ります。

 

体験5)

●時速20km、前後は1m間隔、左右のライダーが手をつないで走ります。左右のバイクの車間距離は40cm以下に接近します。ライダーの体やハンドルどうしが接触したり、接近してもパニックを起こさないためのトレーニングです。メソッドの体験後は、隣りのライダーとの車間距離の接近によるストレスを軽減してくれます。接近して走れるようになります。知らないラいd

 

体験6)

●左右のライダーが入れ替わるトレーニング。声を掛け合って、そこに入りますと意思表示してコミュニケーションを取りながら走ります。知らないライダーでも集団走行していたら声をかけて、存在をアピールして安全に走りましょう。

 

体験7)

●走るラインが安定する、コーナーリングの視線の移動のしかた。それも集団走行しながらコーナーを曲がることになるので、集団走行しながら実施しました。直線部分では40m先のコーナーの角を中心に見る。コーナーが近付いたら、行きたい方向、コーナーの出口へ視線を移動させていきます。遠くを見ることで頭が垂直に保たれて、バイクの傾き具合も感知できて、走行ラインも安定します。

 

では、再来週の茂木のエンデューロを安全に楽しみましょう。お腹が減ると走れなくなるので、7時間のリレーを配慮して、補給食の調達もお忘れなく。雨でも開催されますので、アンダーウエアやレインウエアの用意もお忘れなく。茂木はつくばより寒い日がありますから、走行中にウインドブレーカーやウインドベストが必要なこともあります。休憩時間やアフターレースで体を冷やさないためのグランドコートなどのウエアも持って行った方がいいですよ。ではでは。