クマさんのバイク専科

4月の黒姫合宿終わりました〜!、次回は6月です

6ヶ月振りの黒姫高原の合宿は面白かった〜、しかし、3日間みんなよく走ったな〜。走行距離100kmで獲得標高1600mというハードな日もありました。光ケ原と斑尾高原のメーメー坂を上ったんだから当然ハードだよね。しかし、新緑に囲まれて、桜も咲いていて、なんとも空気が澄んでいて、快適なコースだなーと思いました。トッピックスは冬眠していたオリーブさんと、超忙しの時計技師サマプーさんの完全復活です。走った後、ロッヂこまづめのロビーでの固定式ローラー台や、3本ローラーでの20分間のクーリングダウンによる、上りで踏んで発生した残留乳酸の除去もスッキリするし、翌日までの回復の早さも効果を確認できました。

 

斑尾高原、妙高高原、飯山、光ケ原、黒姫周辺のチャレンジングなコースだったけど、きつくなったらサポートカーにバイクを積んで移動して、ここからなら大丈夫というところで再スタートして、グループライドに付いて走ったりもできます。コースの完走だけが全てではなく、自分の体力に合わせてアップダウンのあるコースを楽しんで走ることができます。サポートカーがいることで荷物も積まないで身軽に走れるし、補給食も水もアイスボックスに満載されていていつでも補給することができます。メカトラにも対応する整備台や工具や予備パーツが積載されています。自分の今の体力の限界近くまで走ることが、安心してできるので、みんな頑張りきれる寸前まで走れて楽しそうでした。

 

4月の黒姫合宿の参加者全員がリピーターだったので、走りながらのポジションの微調整も、上り下り平地を実際に走っている姿を見ながら調整を行いました。久し振りに走る姿を見ると、ほんのわずかでしたが大王Kさんの左脚の踏み込む向きがズレている気がしました。2017年は毎月のように黒姫合宿に参加してくれて、ペダリングが頭に残像として残っていたので微妙に左足の向きが違っていて、左足のカカトが中に入るペダリングになっていました。その違いを知らせると、カカトを外に出すように意識してペダリングすればいいの?と聞かれました。その自然なままの足の向きに合わせてクリートの向きを0、5mmくらい移動すると違和感は解消されると思い、新井の道の駅でバイクシューズを脱いでもらって、ほんの少しカカトが内側になっているのに対応するように、固定ネジを緩めてクリートの位置を調整しました。走り出してすぐにいい感じだと分かったそうです。

 

初日は斑尾高原まで上りましたが、毎年のような2m以上あるはずの残雪がほとんどなく、斑尾高原の上り切ったところにあるイタリアンでお昼ご飯を食べて、雪洞を下ってすぐに左折して、メーメー坂という激下りを走って、さらにい目の前んそびえ立つような上り坂へ向かって左に折れて、少し上ってからトンネルを越えて新井方面へ15km下り、セブンイレブンで休憩して、旧道を通って信濃町へ帰りました。80kmのライドでした。2日目はもっともハードなコースになりました。距離こそ100kmでしたが、アップダウンを繰り返すコースで光ケ原へ向かいましたが、冬期閉鎖が2日前に解除されていましたが、除雪した残雪が6mくらいあって大迫力でした。この先は、雪害による崖崩れで8月8日まで開通できないようです。というわけで引き返して斑尾高原を上って帰ることにしました。

 

冬眠開けのオリーブさんの走りが凄くて、どんどん復活していることが分かりました。それでもスタミナが心配だったので、斑尾高原のホテル街まで6km地点の雪洞を抜けたところで、斑尾高原スキー場という地点でサポートカーに乗ってもらい、斑尾からの再スタートになりました。タングラムから野尻湖に出て、国道18号線で黒姫駅に出て、ロッヂこまづめへの緩い上りのコースを戻りました。その時のオリーブさんの走りは凄くて、みんなを驚かせました。先日の茂木エンデューロでの復活に始まって回復の早いこと。ちょっと感動ものです、しかし、佐渡ロングライドで置いて行かれそうで困ったな〜。

 

3日目は杉の沢、赤倉温泉経由で、国道18号線へ出て新井の道の駅経由で40kmほど下り、上越市の富寿司でお昼ご飯を食べて、旧道で妙高高原駅を経由して信濃町へ帰りました。お風呂を浴びてお母さん手作りのカレーライスと、サラダと、野草のコゴミのサラダの夕食を食べて帰りました。スタンダードなフィッティングは、ローラー台で20分間ウオーミングアップして、毎分80回転できる負荷でペダリングしてもらって、足の向きや踏み込む角度をチェックして、クリートの前後位置や内外や角度を調整して、パワー伝達効率と、脚の筋肉へのストレスの集中を避ける設定にします。

 

サドルの高さや前後位置を調整して、都立結句ども微調整します。パワーを発揮できて、回しやすい腰のポジションをサポートして、尿道や性器への圧迫を無くす取り付け角度の設定や、快適に走るためのサドル選びやバイクパンツ選びをアドバイスします。これは長く走りたいひとに取って重要です。上半身の重さを分散したり、体重を脚にかけて踏み込めるようになるのが、ステムの高さ、ハンドルの取り付け角度、ブラケットの位置の調整です。固定式のローラー台でフィッティングを終えたら、ポジションの変化の効果を確認するライドに出発です。34T×32Tでも踏み込むペダリングになる上り坂を走ったり、平地や下りを走る姿を見て、微調整していきます。

 

リピーターの参加者の場合は、3ヶ月くらいの間隔でバイクを見ているライダーは、固定式のローラー台でのフィッティングを省いてライドの中で微調整して行きます。バイクシューズが新しくなっていたり、新しいクリートをつけている場合、新しいバイクの場合は固定式ローラー台でのフィッティングを行ってからのライドになります。新しいバイクの場合はショップで同じ位置にセッティングして欲しいと注文していても完全にポジションを移植されたバイクを見たことがありません。しかも同じサドルのモデルでも、微妙な形状の違いやパッドのクッション性の違いで、腰がフィットする位置が変わっていることがリます。

 

クリートの設定も、バイクシューズが変わった場合は、似せてクリート位置が設定されていても、アッパーやソールの形状が違うので、ズレが発生していますし、クリートを交換しただけの場合でも、ホワイトの修正ペンでソールにクリートを囲むように印が付いていても、0、5mmくらいの固定位置のズレで、ペダリングする脚に違和感が発生している場合があります。ビンディングペダルの、キャッチしてからもカカトを内外へ振るように脚を動かせる構造なので、足の向き、つまりクリート取り付け角度はアバウトでいいというひともいますが、それはまったくの間違いです。信じられないかも知れませんが、1mm以下のズレで違和感を感じた経験者は多いのです。ではでは。