クマさんのバイク専科

佐渡ケ島を走るだけなのになんでこんなに面白いの!

 

2018年の佐渡ロングライドは100kmCコース、130kmBコース、210kmA コースのカテゴリーがあります。今年は5月20日の日曜日に開催でした。心配された天気は朝には雨が止んでいましたが、朝5時の気温は10度と寒くてウインドブレーカーが必要でした。しかもスタート前の行列の状態で吹きさらしの佐和田浜沿いの道路で30分以上待たされて、みんな体が冷え切ってしまいました。朝5時ごろに佐和田浜をスタートする210kmを走るライダーに合わせて、早朝の4時には両津の宿をクルマに分乗してスタート地点へ向かいましたからなかなか気温が上がりませんでした。

 

130kmコースを一緒に走るのは厚木のラーメンのぞみに集う自転車仲間のタケちゃんと、冬眠開け間もないオリーブさんです。タケちゃんは時々ひょっこりつくばのマジカルミステリーツアーと言うボクが開催している土曜日や日曜日のライドに来てくれたり、黒姫高原るんるん合宿に参加してくれています。ツーリングが大好きでソロライドでのんびり走って来てつくばライドに出没したり、クルマで来て、つくばのライドを走ってから、その帰りにシネコンへ映画を見に行ったりの自由人です。一定ペースのじわじわ走りが得意でどこまでも走って行ってしまいそうなテェディベアのようなキャラクターです。

 

佐渡に来たオリーブさんは最初から3年連続リタイヤのボクの130km完走を怪しんでいて、保護者のような気分でのスタートだったようです。遅れそうになるとスピードを落として後ろから見守って(見張って)いてくれました。「先に行ってください!」とお願いしても許してもらえませんでした。5年前までは、何とか210kmをペースも気にせずふらふらになっても走り切れていました。ところが4年前から体調を崩したり、無茶な前半のスピードがたたって56km地点のZ坂手前で燃え尽きてしまうこともあって、100km地点の両津から、なかなか進めなくなっています。

 

さらに体力の低下に追い打ちをかけたのが、2年前になる腸閉塞の手術と糖尿病の発覚でした。手術の傷が痛むのもまいりますが、ここ数ヶ月苦しんでいるのが糖尿病のヘモグロビンA1Cをコントロールする治療薬による、まれにあると言う湿疹による痒みと筋肉痛の発生です。

 

歩いていてバランスを崩すことも多くあって、急いで支えようとすると脚がつったような激痛が走ります。まともに歩けていないことを認識して、バランスを失わないように、よちよち歩きのような状況になっています。それでもバイクライドは脚への負担が少なくて、50kmとか100kmを走れてしまうのが不思議です。と言うような状態で、自由に走行距離の不安なく走れなくなっていても、バイクで走るのは楽しいですからね、止められません。

 

毎年のつくばの冬は半端じゃない寒さです。一緒に走ってくれる仲間達がいるから、毎週末の土曜日と日曜日のマジカルミステリーツアーを走れているのです。そんな自転車生活を、もう1プッシュしてくれるのが、5月に参加する佐渡ロングライドへのチャレンジと、黒姫高原るんるん合宿の開催です。それが春夏秋冬、通年で走るモチベーションになっています。6月も中旬に黒姫合宿を開催するので参加してください。参加申し込みは黒姫高原るんるん合宿のホームページへアクセスください。

 

ここ数年、177km地点、100km、100kmでリタイヤしていたので、今年のこの脚の筋肉に激痛が発生している体調で、両津までの100kmを走れたのは、130kmを完走させようとしてくれた、タケちゃんと、オリーブさんのアシストのおかげです。ホント感謝しています。2人の足をしっかり引っ張ってしまいました。あげくの果てにリタイヤですからね。ホント申し訳ない、来年こそは130kmコースの完走を目指して、これからの1年頑張ります。ホントに2人の逃がさないからねという徹底アシスト走りにはまいりました。

 

絶対に2人から千切れるはずのZ坂だけでなく、上り坂では本当に辛抱強く一緒に走ってくれて、平地ではタケちゃんが一定ペースで前を走って風を引き受けてくれるので、申し訳ないな〜という気持ちで頑張れました。と言っても、上り坂ではインナーギヤ×32Tの組み合せで時速10km以下の走りでしたけど。ではでは。