クマさんのバイク専科

シマノのグリス&グリスガンはいいね!

シマノのコンポーネントパーツやカンパニョーロのコンポーネントパーツには、取り扱い説明書が同梱されています。
ところが最近のシマノのパッケージには危険に関するインフォメーションだけが記載されたパンフレットは入っていますが、
組み付けや調整に関わる詳しいことは書かれていません。シマノのホームページのユーザーマニュアルにアクセスして、
その取り扱いマニュアルを見て作業してくださいという事らしいです。

ホームページにはユーザー向けだけでなく、ショップのメカニッック向けの取り扱い調整を詳しく書いてある、
ショップ向けのマニュアルも用意されています。
シマノのアフターマーケット用のコンポーネントは、コンポーネントの組み付けや調整は、
基本的に整備や組み立ての資格を持ったメカニックに依頼するのを基本とする姿勢の表れでしょう。
確かに、技術的に未熟なユーザーや、経験のないユーザーに組み付けや調整をしてほしくない的な雰囲気が漂っていますね。
バイクの組み立てや調整は、命やケガに関わることだから、絶対に安全じゃなきゃいけないわけだから。
メーカーとしてのプロに依頼してという、方向性はそっちでしょうね。

そんなメーカーの姿勢を感じつつ、やっぱり自分でバイクを組んだり
整備調整できるようになりたいと言うユーザーはいます。
シマノセールスが販売している工具やケミカル類の中で、
プレミアムグリスとグリスガンのキットがとっても使いやすくていいですね。
工具箱の中に入れておきたい必須アイテムです。グリス漏れもないし、適量を取り出せるので便利です。
グリスの用途はボトムブラケットやハブのベアリングの回転部の防水、防塵、潤滑です。

シマノはポット入りやカップ入り、半透明のチューブ入りのハブやハンガー、ヘッド小物用のグリスを販売しています。
どうもプレミアムグリスは違うシマノセールスオリジナルのラインで発売されているようです。
中身は同じなのかな。125ml入りの樹脂製チューブに入ったグリスと、
チューブのネジ部へねじ込んで使えるグリスガンが別売りされています。
各1500円から1700円前後で市販されています。

サイクルショップにもよりますが、工具やケミカルのコーナーに置かれていることもあります。
チューブから押し出して指先で塗ればいいわけですけど、グリスガンガ付いていれば、
操作に慣れると適量をピンポイントで、グリスを塗るべき場所へ注油できます。
いままでもチューブ入りのグリスとグリスガンを組み合わせたキットはありましたが、
思ったようにグリスがでてこないこともありました。シマノのこのキットは撮影用とか、
現場で使うために、何セットか買っているのですが、いずれもポンピングすると確実に適量を押し出すことができます。

グリスは黄色い半透明でハブやハンガーのメンテナンスや組み立ての時に使っていますが、
かなり防水性も高く、ホコリや水の浸入を防いでくれます。
粘度も適度なので、シマノのパーツもカンパニョーロのパーツもこのグリスを使ってメンテナンスしています。
カンパニョーロのラチェット部分に少し多めに塗っておくと、ラチェット音が小さく抑えることができます。
しばらくの間ですけどね。もしグリスを手に入れるならシマノのプレミアムグリスがお薦めです。

ではでは。