クマさんのバイク専科

たった5周でヘロヘロになりました!

いよいよ茂木のエンデューロです。
ツインリンク茂木のサーキットをぐるぐる回るライドイベントで、今年はリレーの7時間にエントリーしました。
5月5日、深夜の4時起きでした。クルマのルーフキャリヤにバイクと車輪を積み込み、
ショップへ4時30分に集合して参加しました。
前日からつくばのホテルに泊まってしっかり眠れました。

スポーツバイクつくばマツナガのスタッフが先乗りして、パドックにスペースを確保してくれました。
日陰は少し寒いくらいでしたが、日差しが当たっている場所は20度を越えていました。
走れば暑いですね。多分コースを走りながら飲むとは思えませんでしたが、
いちおう小さなボトルに水を詰めて走る準備をしました。
レースナンバーをジャージの背中に取り付けて、入っていたビニール袋をみるとセンサーバンドが残っていました。
ハイって、側にいたオリーブさんに手渡しました。
スタートライダーはオリーブさんにお願いしました。

オリーブさんには安全のため、7時間耐久のグリープの一番後ろからスタートしてもらいました。
これでスタート時の人口密度の濃い状態での接触や落車を避けられます。
目を三角にして1秒を争うチームではないので、これでいいのだ!。
まだスタートまで2時間もあって、コースを試走できるのですが、
最初の出走で30分ほどゆっくり走ってウオーミングアップすればいいと思っていました。

昨年の茂木エンデューロでは、1回走ると10周とか、少なくとも6周くらい走って交代していて、
メンバー4人で3回走るとライドイベントが終了だった気がします。
ウオーミングアップで3周、調子が良かったら7周走って交代しようと思っていました。
前走者からセンサーバンドを受け取って足首に付けてスタートしました。
疲れちゃうからと試走していないので、走り出して30分間はウオームアップで、
そこから良さそうなスピードのグループへ飛び乗って走ろうという作戦です。

スタートしてすぐに立体交差へ向かう下り坂で、すぐに左側へ寄ってアウター×28Tでクルクル回して上り切ると、
左へ曲がって下り坂に入ります。集団は時速60km以上になって、
中には集団の中でガシガシトクランクを踏み込んでいるライダーもいます。

立体交差を過ぎると今度はゆるい上り坂なのに何故かスピードが上がります。
ホームストレッチでまたスピードが上がって、また立体交差への下り坂です。
後ろから大きなグループが走ってきました。
上り切ったところでグループに入ってしまえば空気抵抗が無くなって楽だろうなと、
まだ軽く感じていた脚を信じて、上り坂で少し頑張って、へアピンでグループの後ろに付きました。
何とグループのど真ん中に入ると無風です。日差しが当たっているので暑くなってきました。

ホームすとレッチへ戻って、半袖ジャージのジッパーを開けて次の上り坂に備えました。
ポディウムチルのスタンダードサイズを抜き取って2口飲んでホームストレッチを通過しました。
ゆるい上り坂に入ると、グループの先頭の方では「もう少しスピード上げようぜ」なんて言っている選手がいましたが、
心の中では「上げなくていいから」なんて思っていました。
だって上り坂なのに時速40kmだよ、もういいよって感じでした。

とにかく集団の中は暑い、無風状態で引っ張られている感じです。
だけど、何だか息苦しい感じになってきて、この運動強度がまだ体に馴染む状態でなさそうと気が付きました。
ヤバイ、ウオーミングアップ不足です。アウターギヤにするのも早過ぎました。
ホームストレッチのところで決断しました。次の坂でこの大集団から切れて、
スピードダウンして呼吸を整えて出直すことにしました。
ゆっくり上っていると、ちょうどいい感じの40人くらいの集団が走ってきました。

この集団に混ざって下りは脚を止めて時速60kmくらいで下れました。
この集団は快適でした。3周一緒にはしって、あと2周走れそうでした。
ところが5周目に入って突然内転筋が痛み始めました。おかしい、どうしてだろう。
とりあえず5周でピットインしてオリーブさんへつなぎました。
バイクを降りて歩いてみると、内転筋が左右とも痛くて飛び上がるような痛みが走りました。
肉離れチックな痛みの方でしたが、とりあえず筋肉を確認して、アイシングしながらストレッチして痛みが去るのを待ちました。

何とか走れそうなので、お昼ご飯をサーキットの食堂で食べて、ラーメンで満たされたまま、
2回目は目標を5周にしてスタートしました。
お腹が苦しくて呼吸が深くできないので、1周10分のペースで、そろそろと走りました。
4周目の終わりになって突然内転筋が傷み出しました。
まったく踏めません。4周目でピットインしてオリーブさんに交代しました。
今度はバイクから下りてよちよち歩きです。
すっかり休憩モードになって、段々脚が固まってきて、3回目の出走が難しい感じになりました。
だって15日は佐渡ロングライドですから、あとを引くようなダメージを受けるのはまずいでしょ。

オリーブさんに相談すると、ラストを走ってくれるそうです。
代打オリーブさんって事でお願いしました。ロックアイスを3つ買って来て、
オーバーヒート気味の参加者に配り、自分も痛みのある内転筋を冷やしてオリーブさんの元気な走りを見守りました。
その他のライダーは元気に走っていました。落車もなく終了して何よりでした。
自分自身の反省としては、イベントの雰囲気にのまれて、ちゃんとウオーミングアップを終了する前に、
速いグループに飛び乗ったことでした。
これはいい経験でした。15日の佐渡ロングライドの210kmは、スタートしても先が長いので、
最初の30分をしっかり体を温めて、軽めのギヤでクルクル回して走ることにしました。ではでは。