クマさんのバイク専科

黒姫高原るんるん合宿の7月が終わりました

今季会の合宿は3連休で3日間でしたが、天気が余り良くなかったですが1日目と3日目は天気の中上越市まで走りました。雨の日はどうしていたかと言うと、コレが室内でフィッティングという、ダイニングをかたづけて、フィッティングスペースを作って、周りにイスを置いて、コーヒーやジュースを飲みながら人のペダリングやフォームを見学できました。

 

固定式のローラー台にマイバイクをセットして、前からは扇風機が風を送り、一人が約20分間ウオーミングアップして、フィッティングが始まります。1日目にフィッティングを受けたライダーも、2日目から参加したライダーも、全員にフィッティングを行いました。1人、約40分から60分間のフィッティングが9時から始まりました。何度もポジションを微調整しているライダーもいるのですが、今回が初めてという女性ライダーもいました。

 

実際にフィールドを走って手直ししてポジションを追求しているのですが、固定式のローラー台でのペダリングは、バイクが左右へ揺れないので、体の動きのクセが大きく表れる傾向があります。もうよそいきのペダリングやフォームをするライダーはいませんでした。それが、ほんの少し設定を直しただけでフォームやペダリングのスムーズさが変わって行くのを見て、参考になったらしく、けっこう充実した時間になりました。みんなに喜んでもらえたみたいです。

 

初めての女性ライダーは、いままでのポジションのどこに違和感が発生しているのか把握していませんでしたが、何かが合わない、パワーが伝わらない、違うと感じながら走っていたそうです。自転車経験が浅いからという理由で、かなり走れる体力や心肺機能や筋力のライダーなのに、コンフォートナアップライトポジションにまとめられていました。コレではせっかくたのスポーツで鍛えている体力を発揮しきれないと思いました。

 

サドルの位置を見ると、股関節に詰まり感が発生してペダリングで上死点を脚が通過する時に停滞が起こってケイデンスが上がりにくくなっていました。でも、バイクのシートポストとサドルを見ると、これ以上後ろへ下げられません。でも毎分80回転できる負荷、平地を時速30kmくらいで走る負荷でペダリングして、ドロップバーの上の直線部分を握ってペダリングしているフォームを見ると、まだまだパワーが出て回せる腰の位置は後ろになりそうです。そこで、高価ですがサドルを後ろへ引けるシートセットバックのWRのRSR の採用を提案しまし

 

試しに交換して、サドルをパワーを発揮できる腰の位置に対応するように後退させてセットして、ペダリングしてもらうと、股関節周りの詰まり感が解消されてスムーズに脚が動くようになり、ケイデンスもワット数も上がりました。納得してご購入です。踏めて回せる腰の位置をサポートする腰の位置をサポートするサドルの設定はとっても重要です。サドルの上で腰を動かせばいいじゃないかでは、あの腰がぴたっと決まった感は味わえません。

 

ペダルはスピードプレイだったのですが、踏み込む足がぐらぐらする感じがするそうです。膝関節へのストレスは篠向きを制約されないのでないのだが、という事でした。そこで、親指から小指までのサポート感や踏み込む足の安定感を望むなら、シマノのSPD-SLに交換したらと提案しました。クリートを交換してストックしてあったアルテグラのペダルと交換して走ってもらうと、安定したという感想をいただきました。

 

ハンドルの高さをサドルより20mmくらいしたに設定して、少し体重を利用してクランクを踏み込める様に修正しました。シマノのデュアルコントロールレバーのブラケットの上の面とドロップバーが作るスロープを、慎重に微調整して手の平や、親指と人差し指の股が痛くならないように設定しました。コレでロングライドを走っても快適だし、しっかりグリップしてパワーを引き出すこともできます。

 

お昼ご飯にカレーを作ってもらい堪能した後もフィッティングは夕方までかかって終わりました。実はここへくる前からぎっくり腰をやってしまい、動きがギクシャクしていたのですが、3日目になっても調子が上がらず、コレは変だと感じました。夕方帰る頃になって痛みは腹部へ移りました。やっぱり変だと知り合いのお医者さんへ電話しました。つくばの病院とその診療科目のスーパードクターを紹介されました。すぐに救急病院へ行きなさい、そこで診療してもらいなさいという指示だったのです。3連休の長野の病院は担当病院でも技師や専門医がいない状態でした。

 

そこでスーパードクターのところへ行きたいと300kmクルマで移動して、病院へたどり付くと、ドクターに死ぬところだったぞと、たいへん叱られました。翌日の午後には手術室にいました。病名は腸閉塞で腸がとんでもない位置にあって曲がっているレントゲンを見せられました。と言うわけで今日で6日目で、色々な感動を味合わせてもらっています。空気の挿入チューブが鼻から抜かれた瞬間、初めて自分で立ってヨロヨロ行ったトイレ、初めて水を飲むのを許可された日、寝てばかりいると内蔵の位置が上がってくること、立つと内蔵が下がってきて圧迫されること。とりあえず8月合宿を目指して復帰します。ではでは。