クマさんのバイク専科

痛いところがない !バイクシューズ選び!

ビンディングペダル用に開発されたバイクシューズは、ナイロンメッシュやレザーで補強されたアッパーがとてもしっかり作られています。ビンディングペダルとバイクシューズを連結する小物のクリートが、ソールに3本のボルトで固定され位置をアジャストできます。バイクシューズのソールには、やや柔らかいプラスチックソールや、プラスチックへカーボンチップを混入して補強したしなりと剛性の適度なソール。カーボン繊維を積層してエポキシ樹脂で固めた軽量で硬いソールがあります。踏み込むペダリングをした時、足の裏へのペダルの食い込み防止パワーの伝達に関連するので、ソールの剛性も気になるところです。

 

ロードバイク用のクリートはシマノ、ルック、タイム、スピードプレイは3本のボルトでバイクシューズのソールへ固定されます。ソールには足裏の形状に合わせて反りがつけられていて、メーカーやモデルによってそのカーブが違います。ソールの反りがきつくて足の裏のカーブに合わないと、クランクを踏み込むんでいると不安定だったり、早く足が疲れたり、ケイレンのきっかけになる事もあります。

 

ソールの硬さはパワーロスしないため、ビンディングペダルが足裏へ食い込んでこないために重要な要素です。少し高くなりますが、できればカーボンチップ補強入り以上の、ソール剛性の高いバイクシューズをお薦めします。最近のカーボンソールは硬いだけでなくなり、ライディングに必要な適度なしなりも確保されて進化しています。

 

シディやマヴィックのカーボンソールは比較的フラットで、足裏のブリッジを刺激する事なく、ナイロンメッシュやシンセティックレザー補強のアッパーを取り付けたような形状になっています。爪先にはトウカップ、カカトよりにはヒールカップ、足のカカトが引き脚の時に飛び出さないようにヒールカウンターが取り付けられています。

 

アッパーを開閉するのはダイヤル式でワイヤーを巻き取る方式、マジックテープ止めのストラップ、バックル式のストラップ、紐の編み上げ式などがあります。紐編み上げ式以外は、走行していてアッパーと足に緩みが発生しても、走りながら締め具合を簡単に調整する事ができます。

 

ソールの反りの他に重要なのが、アッパーに指が当たるところがないかの確認です。メーカーやモデルにより独自のラスト(足型)により整形されたアッパーが指に当たることがあります。それは確実に痛くなる証拠ですから、そのバイクシューズは基本的にあきらめましょう。でも、革などのアッパーを伸ばせるシューフィットの技術を持ったスタッフがいるショップなら、当たる部分をオイルドしたりプラスチックハンマーで叩いて修正したり、アッパーのアtる部分を伸ばして、しなやかに加工して馴染ませてくれることもあります。

 

バイクシューズにはJ フィットとか、ワイドモデル、甲高や母指球あたりが幅広い足に対応したモデルを設定している、バイクシューズメーカーのモデルから選べます。コンフォートな走りをするなら、こういうワイドモデルの方が足は痛くなる可能性を減らせます。アッパーの中で足首のフィット感を追求しているヒールカウンターですが、足首やアキレス腱へ食い込み過ぎると気になったり、つるきっかけになったりするので圧迫感をストラップを軽く締めて確認しましょう。

 

バイクシューズのサイズ表示はメーカーによって実寸が違うことがあるし、ワイドモデルがあるし、左右の足の大きさが違う事もあるので、左右ともはいてサイズを確認します。片側がきつい場合はきつい方を基準に、楽なサイズを選びます。夕方に試すと足がむくんでいる可能性もあります。基本的に足は汗をかくので、通気性のいいメッシュ素材を多用したモデルを選びましょう。引き脚を使った時に、バイクシューズのアッパーが変形して、足が浮いてパワーロスしない補強が、シンセティックレザーで適確に行われているかもチェックポイントです。

 

ヒールカウンターやヒールカップがカカトのホールド感を決定します。足がスポスポ抜けるようではダメです。軽くストラップを締めて、適度なフィット感が重要なポイントです。バイクシューズは絶対に軽い方が効率良くペダリングできます。軽くてもアッパーやカーボンソールに剛性があって、パワーロスしない事が選ぶポイントになります。1度選ぶと2年や3年使う事になるので慎重に選んでください。ではでは。