クマさんのバイク専科

ベジタリアンSさんアリが10匹!!!

2016年の黒姫高原るんるん合宿へ何度か参加してくれたり、ざくそんさんと一緒に埼玉からバイクで走って来たり、クルマに乗ってやって来たりで、つくばでやっているマジカルミステリーツアーというライドにも参加してくれる、ベジタリアンS さんから、珍しくメールが届いていました。「サドルをお渡ししたい」、というのです。何かサドルを貸し出していたっけ、まったく思い当たりませんでした。

 

時間を合わせて、「謎のサドル」を受け取りに行きました。なんとセライタリアのターボマチック2でした。「アリが10匹」なんていう、忌野清志郎さんがアンコールのステージで使っていた、親父ギャグが出るほどに嬉しいです。クマジジイは超感激です。ドイツのショップで90年代のデッドストックモノをわざわざ探してくれたターボマチック2だそうです。確かに受け取っちゃいましたよ。まずは、お尻が心より喜んでいます。「しかも」カラフルなパッケージ入りの新品で、「しかも」2個もですよ〜。マジか〜!。

 

もう1つオマケに「しかも」が付くんですけど、もう手に入らないだろうなと思っていた、表面に張られた革が黄色と黒のセパレーツのターボマチック2です。超!超!超!、感激です。ありがとうございました。クマジジイは恩返ししますよ!、期待しないで待っていてください。メールをいただいて、「サドルを渡したい?」、そういえばブログにはセライタリアのターボマチック2を探していることは書いた覚えがあります。

 

今はタイムのVXRS に、昔使っていたモノを取り付けています。体重を絞って体脂肪や筋肉が減って体型が変わり、サドルオデッセイ状態になって、2年くらいで30個以上のサドルを試しました。今、スポーツバイクつくばマツナガの貸し出しサドルになっているものもあります。2日続けて走ってもお尻が痛くならないサドル選び、やっと見つけた救いの船、それがセライタリアのターボマチック2でした。30年前に買ったサドルのストックを引っ張り出して来て、もしかしたらと使ってみて、100km走ってお尻が痛くならず、翌日も100km走ってみて、これはいい、だけどこのモデルの生産はすでに終わっていて、原点のモデルのターボの復刻版はあっても、ターボマチックは手に入らないということでした。だからまさかと思いました。

 

プロ選手のユーザーが多いターボマチック3は現在でも手に入りますが、すでにプラスチックベースへカーボンチップが混入されていて、剛性が高くなっていて100km近く走るとボクはお尻が痛くなってしまいます。ターボマチック2は、サイスポのスタッフのケンタくんにお願いして、ネットでやっと1個手に入れた黒いモデルがありますが、もったいなくて使えないでいました。これでやっと全バイクにターボマチック2をセットしてポジション作りをできそうです。嬉しいな〜。お尻の痛みを心配しないで走れるなんて。これで毎週末のライドの距離を安心して伸ばせて、来年の佐渡の140kmの完走に近づいたかも。

 

今日はベジタリアンSさんと待ち合わせてサドルを受け取ることになりました。新宿へご飯を食べに行きました、東中野の讃岐うどんの四国屋さんです。ここなら野菜の天婦羅やうどんがありますから。突き出しに出て来たのがオリジナルのお漬け物の山盛り、大きなお稲荷さんを1つ頼みました。茨城産の冬どれの大きなレンコンの天婦羅をさらに頼んで、クマジジイは宇和島産の作り立てのじゃこ天です。揚げたての熱々を、大根おろしと九条ネギに生醤油で食べます。

 

メインディッシュのうどんは、店が開いているかの確認の電話をかけた時に打ち始めてくれたうどんを、14分間ぐらぐらと茹でて、冷水でしめたものを使って作ってくれます。もちろん30年以上のお付き合いの成せる特別待遇です。今日も、四国屋さんの店長は、忌野清志郎さんのオレンジ号についていた、オレンジ色のコラムスペーサーを首から下げていました。雑誌やさらメシで清志郎さんが立寄った店として紹介されているせいか、まだまだ、このお店にファンが食べにやってくるそうです。

 

油揚げと長ネギのあご(トビウオの煮干し)のスープに、作り立てのうどんという組み合わせを1つ頼み、ぶっかけの冷たいのをもう1つ頼みました。冷やしたうどんは真珠のような、ぴかぴかの肌をしたうどんで、歯応えも十分にあります。しかも歯応えが硬いだけでなく、旨味もあって、これぞうどんという美味さです。汁はあくまでもさっぱり、今日はかぼすが付いてきましたが、最後に少し入れました。小さな丼をもらい、実はこのシンプルで冷たいのが最高にうどんを味わえるんだとSさんに渡しました。言っていた意味を理解できたことが、その笑顔で分かりました。ホント、サドルをありがとう。ではでは。