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小径車の11速化 -502走目

以前乗っていたフォールディングバイクを久々に乗りたい!11速化してサイクリングしたい!ということで組替えをご依頼いただきました。

小径車の組替えで最も問題となるのがホイール問題です。

元々11速がついていない場合、大抵が10速までに対応するホイールが初期装備となっています。

シマノの場合、10速と11速はホイールのフリーボディの幅の関係で互換性がありません。

したがってホイールを交換する必要があります。

とはいえ、ロードバイクほど完組のホイールの選択肢が潤沢にあるわけではありません。

納期が1か月ほどかかるものの、手に入りそうなものは見つかりました。

そのうえで、もう少し早くお客様にお渡しできないかと、ホイールの手組も考えました。

リムを探すもどうも生産終了の模様、ならばリムは今ついているものを使いまわすとして、11速用のフリーハブを探す。

完組ホイールよりも納期がかかり、夏くらいになってしまいそう。

とのことで、その時すぐにご用意出来なかったものの、ノヴァテックのJONNY406というホイールに決定しました。

次にコンポーネント。

アルテグラメインの11速化で、ブレーキアーチにはデュラエースを使いたいとのこと。

幸いほとんど在庫があったのですが、唯一クランクセットだけが年内に入るかどうかという生産待ちの模様。。

試しにデュラエースを確認したらあるではないか!

ということでデュラエースを選択していただきました。

 
 
 
 
 
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他、ブレーキアーチに元々ロングアームタイプが使われていたこともあり、そのままでは使えなかったためオフセットブレーキカートリッジを手配し組み替えることが出来ました。

ロードバイクに乗っていると53-39Tを使う機会は普段のサイクリングはあまりないので驚く人も多いかもしれませんが、小径車でロードバイクのような走りを目指す場合は53-39Tくらいは必須です。

僕も通勤用小径車に53-39T x 11-25Tを入れて使っています。

学生の頃、東京の渋谷から登戸付近まで小径車で走ったことがあり、当時50-34T x 11-25Tを使っていました。

ロードバイクならそんなに長い距離ではないので大したことなかろうと思っていたのですが、走り切ってみるとものすごーーーーく疲れたことをよく覚えています。

ロードバイクと比べてタイヤ外周が短いので、巡行するためにはたくさんペダルを回さなきゃいけないのです。

以降53-39Tを使うようになりました。

お客様も出来ればもっと大きいギア比が欲しいとのことでしたがアウター54T55Tなどは歯数は時間がかかるようでしたので、今回は53-39Tとなりました。

蘇った小径車でサイクリングをお楽しみください!

ありがとうございました。