スタッフブログ

サドル探しは難しい -257走目

LOOK 695のOさんからサドルのご相談を受けました。

LOOKを購入されてから約1年、先日少し大胆にポジションを変動したようで、その結果お尻に痛みが出るようになったとのことでした。

お尻の痛みを抑えるときはまずサドルではなくビブのパッドから見直しをお勧めしています。

サドルは数多くのブランド、さらに1つのブランドのなかに何種類ものモデル、そのモデルの中にもパッドの厚みや幅の違いなど数多とあるため安易に変えてもサドル沼に入ってしまうからです。

Oさんはビブのパッドに厚みのあるMAVICやASSOSのパッドを主に使っておられるのでこの点は大丈夫そうでしたので、サドルの物色を始めました。
サドルを探すときはお尻のどの分がどう痛むのかを伺いながら探します。
当店にて自転車をご購入された方向けの特典の1つとしてサドルレンタルがあります。
まずはその中からいくつか使っていただきました。
最初につけていたサドルはセライタリアのSLRキットカルボニオです。
擦れて痛いというよりは骨盤が当たって痛いようでしたのでまずはクッション多めのサドルから。
フィジークのARIONE VERSUS EVOやARIONEスタンダードを使っていただきました。
VERSUS EVOはクッションが柔らかく母体がしなるサドルですが、クッションが柔らかすぎたためか底付きして痛みが出たようで断念、対してアリオネスタンダードは比較的良い印象をお持ちのようでした。
サドルのご相談でOさんがご来店されていた時、ライドから戻ってこられた藤下さんから、フィジークではなくセライタリアのフライト1990を使ってみるようご提案くださいました。
フライト1990はイワユルクラシックタイプのサドルです。
LOOKにこれをつける付けることに若干の違和感をお持ちのOさんのようでしたが、使ってみるとこれがベストということでした。
先に痛む箇所によってサドル選びをすると言いましたが、それだけではない、、改めてサドル探しは難しいと感じました。
最終的にフライト1990のブラックをご購入くださり今はこれを使ってくださっています。
 
▼手前がレンタルのフライト、奥がフライト1990のブラックです。
180603Oさんサドル
 
サドルレンタルシステムは当店にて自転車を購入された方向けのサービスです。レンタル時にレンタル費とサドル交換工賃を含む1,080円(税込み)(ご自身で交換される場合もレンタル費1,080円のお支払いをお願いしております。)にて最大1か月試していただくことができます。
サドルも1つ1つ買ってしまうとなかなか高くつくものですし、お尻との相性があるため合わない可能性ももちろんあります。
すべてのブランド、すべてのモデルを網羅しているわけではありませんが、相性の良いサドルを見つけられるかもしれません。
サドルでお困りの方、恥ずかしがらずにご相談ください!
 
 
ちなみに僕は元々尻肉が厚めのせいか、ありがたいことにサドルで困ったことはありません。
ビアンキに当初ついていたサドルがフィジークだったので次に使ったサドルがアリオネスタンダードよりクッションが少し薄いアリオネR3、軽量化のためフルカーボンと超極薄パッドのアリオネ00を使っていますが、長距離を走っても痛みが出たことはほぼありません。
SBTMに入社してからずっとビブはASSOSを使っているから、ということもあるのかと思いますが。