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2016年1月

1月31日

メカニカル・ドーピング。
ついにでたぁ~、という感じか。
今行われているシクロクロスの世界選手権で、バイクの中にモーターを仕込んだバイクが発覚したらしい。
詳しいことは審査中ということですが。
いや~、ついにここまで来たか、という感じですね。
自分の身体を犠牲にしても良い成績を残したいという思いから、選手がドーピングする事例はことをかかない。
この思いからすれば、身体は痛まないメカニカル・ドーピングは、もっとお手軽にできる選択肢となるのか。
どうしても勝ちたいという欲求、ボクにはわからない。

1月30日

やっかい。
オーバーホールでお持ち込みWさんのバイク。シフトケーブル交換でワイヤ-外そうとして、
レバー部のケーブルほつれ発覚!
ご購入いただいてから3年、総走行距離15000km位。
ということでかなり乗られている方だとは思います。
シマノさんのこのタイプ、5700,6700,7900系のレバーには、
構造的な影響なのか、しばしば見られる症状です。
頻繁に変速される方は、1年足らずでこうなるケースもありました。
こうなってしまうと、インナーケーブルをレバーから抜くのが、結構やっかいです。
ばらけてしまったケーブルが、ケーブルを通す穴より広がって大変抜けにくくなります!
この作業も、最初はどうやって抜こうか~、っと悩みましたが、数をこなしてくると、ある程度コツがつかめてきます。
本当に現場では何が起こるかわからない!
 
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1月29日

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ラグ作り。

Sさん、お次はラグ作りです。
ラグの元管になるチューブを取り出します。
こちらも8630三元合金鋼となります!
肉厚は0.9mmに設定。
まずは旋盤に加えて、肉厚をそぎ落としていきます。
肉厚が落とせたら、
接着に必要十分な長さにカットします。
ヘッドチューブも肉厚を調整します。
今回は1mmでいくことにしました。
こうして肉厚、長さがカットできたら、
お次はフライス盤でミーリング作業となります。
シートクランプがくる、シートラグは、
ラグ元管とシートクランプ用チューブの二重構造となります。
シートクランプ用チューブの内径を元管の外径にあわせてけずって、
かぶせてロー付けして、最後に31.6mmのスーとクランプ径に削ってできあがりです。
こういう地味な下ごしらえが重要なんですね!
 
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1月28日

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チェーンステー製作。

Sさん図面が決まり作業開始です!
まずは、バッククロモリパートのチェーンステーから作り始めます。
チェーンステー材は、カイセイニッケルクロームモリブデン8630三元合金鋼です。
これはロー付け後(溶接)の熱劣化が少なく、引っ張り強度も通常のクロームモリブデン鋼に比べて強いです!
これに、まずはリアエンドがくる部分に、フライス盤で割りをいれます。
割を入れたら、リアディレラー側にスプロケットがくるための逃げをつくります。
まん丸いチェーンステー材の半分をバーナーで煽って、
ハンマーで叩いてかまぼこ状にします。
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それができたら、その部分をヤスリで切れに仕上げて、
リアエンドを差し込みロー付けとなります。
この後、長さを図面通りにカットして、
フロントギャが当たる部分をプレス楕円加工します。
 
ダブルパンチ。
いよいよ寒くなってきて風邪がはやっているようです。
本日、新人スタッフのイザワ君とばいとのスギヤマちゃんがそろって風邪でお休みでした。
自分は今のところ大丈夫ですが、気をつけよう。
とはいうものの、いつも気をつけていてもかかてしまうのですが。
皆さんもお気をつけ下さい。

 

1月26日

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材料選び。

Sさんの図面を見直します。
もう一度色々再計算。
ちょっと気がかりだった、サドルトップとハンドル落差の距離を5mm修正。
これで迷いなし、OKです。
でもって、お次は部材えらびとなります。
昔乗っていた、クロモリのロードレーサーがタンゲのNo1。
日本人にっとてもっともスタンダードな0.9mm×0.6mmのもの。
これをベースにカーボンチューブを選びます。
身長175cm 体重66kg。
ダウンチューブは80tの28.6Φのもの。
トップとシートは40tの28.6のもの。
シートステーは、16.0Φの0.5mm肉厚のもの。
チェーンステー材は、22.2Φの0.7mmのもの。
となります。
 

 

1月25日

おとなり千葉県のSさん、プロジェクトM製作開始します。

フレームを作るときは集中をしてつくりたいので、他の仕事が落ち着いた時を狙ってつくります。
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まずは設計からです。

Sさんは、以前にも書いたのですが、
ボクと同世代で、20歳前後の時に既にロードレーサーに乗られているんですね。
なのでよく話が合います。
ご要望は、昔乗っていたクロモリのような感じが欲しいということ。
フォルムは、クッキリ、ハッキリ、ホリゾンタル。
乗られているバイクを参考にしようとしたのですが、
もうしばらく乗っていないで、ということで一から任されました。
身体測定の数字から、BB中心-サドルトップまでの距離を計算します。
そこから、ピラーをどれくらい残すかを計算してフレームサイズを一旦決めます。
そのシートサイズをベースに各所を計算して出していきます。
最終的には、サドルトップとハンドルとの落差の距離が重要になってきます。
ピラーをたくさん出したければ、フレームサイズを小さくすればいいのですが、
そうすると、ヘッドチューブも短くなり、ヘッドスペーサーをたくさん入れた、
ろくろ首バイクとなってしまいます。
ホリゾンタルの場合は、いつもこの兼ね合いで悩みます。
パソコン上でできた数字を、
オーダーシートの中に記入していきます。
この図柄を見て、なにも曇りがなければこれでOKです。
一晩寝かせます。

1月24日

さぶい!!。

昨日の夜に雪が降るという予報でしたが、朝起きてみると全く雪なし。
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OKということでサンデーライドミーティングで走ってきました!

寒さ対策はバッチリ。
下は、まずアソスに膝下までのパンツをはき、
その上にパッドなしのタイツをはく二重対策。
靴下は、アソスのフグソックスに、さらにソックスカバー、にシューズカバーという三重対策
上は、長袖アンダーウェア2枚重ねの上に、
アソスのフグジャケット。
まっ、それでも寒いには寒いですが・・・・・。
今日のコースは少し登り坂があるコース。
その上かなりの強風!
走り始めはそれほど強く感じなかったのですが、
時間がたつにつれて強くなった感じで、
帰路につく頃は、かなりの横殴りの風に。
バイクを風上に傾けて走るほど強くなりました。
 

 そのおかげでコースを変更して、できるだけ風の影響を受けないよう帰ってくることに。

初心者のA女史には、ちょっとつらいコンディションでしたね。
でも、これだけのコンディションをこなしておけば、
次回はきっともっと楽になるはずです。
また、走りましょう!!

1月23日

ミニ車。
SBTM開店当時、よくSRMに参加して頂いたTさん。
数年前から姿を見なくなったと思ったら、オートバイにはまっているそうで。
最近はもっぱらオートバイツーリングにいっているそうです。
それでも最近また自転車に乗りたいという気持ちが出てきたそうで、久々のご来店。
自転車に乗りたくなったのだけれど、持っているロードでは乗りたくないとのこと。
なんでも、ロードに乗るとなると、ビッシリとウェアを決めなければいけなし。
ビッシリウェアを決めたら、それなりに乗らなければならない、ということ。
ん~、自分なんか、しっかりロードバイク乗りのカッコで乗っていますが、
およそちんたら、乗っているのですが・・・・・。
Tさんのプライドがそれを許さないらしい。
ということで、ビッシリとウェアを決めずに、普段着のままで気楽に乗れるバイクということで、
小径ホィールバイクを探しに来られました。
こだわりのTさん、小径車も最初はメーカー完成車をいっていたのですが、
最終的には、チタンのバラ組車になりました。
まっ、オシャレなTさんには、メーカー車は似合わない。
チタンのダイアモンド型小径フレームでしょう!!

1月22日

寂しい。
バイクレストアでお預かりのバイク。
補修パーツ入荷が遅れて2ヶ月ようやく本日作業です。
作業をしている途中で、偶然にもオーナーのO氏ご来店。
「バイクどうなっているんでしょう?」っと。
ちょうど今作業をしているところですよ。っと。
作業をしているところをご覧頂き、ご納得。
まあ、O氏はもう一台バイクをもっているので、乗るには困らないのですが。
O氏曰く、二ヶ月もこのバイクをみないと、寂しいということ。
バイクもこれほど愛情を注がれていれば幸せですね!
この、「寂しい」というお言葉。
妙にボクのアタマの中に響きました。
バイクがいないと寂しい・・・・・・。
お待たせいたしましたOさん、もうすぐお手元に届きます!
 

1月21日

SBTMでは、ハブのグリスアップを行ったときの、最終のガタとり作業は、専用のフォークを使います。

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この作業用に特別に作った、リアホィールがはいるフォークです。

これにホィールをセットして、リムを上下に揺すってガタをみます。
ガタをみるときの注意点は、クイックレレバーの締め付け具合で、ガタの出方が変わってくるので気をつけます。
ハブの締めあいも、新品、使い古されているものによって、
多少渋くしたりします。
乗り出してすぐにガタがでてしまっては、よくないですから。
ハブの締めあい構造も、シマノ、マヴィック、カンパニョーロ、イーストンといろいろありますが、
個人的には、ガタとり作業は一番やっかいなのですが、
シマノさんのダブルナット方式が一番信頼できて好きです。
まっ、いわゆる昔からの構造なのですが。
この作業も昔は自転車屋さんの腕の見せ所でした。
今は、マヴィックやカンパニョーロなどは、特別な技術は要らなくなってしまいましたね。
でも、ガタがあるかないかを見極めるのも一つの技術かな。