職人マツナガ通信

7月27日

ベーシック・オブ・ベーシック。
ふるいカンパニョーロのハブのグリスアップです。
車軸にスリットがはいっていて、
ロックナット部に回りどめのリップワッシャーをつかっている、
本当にベーシックなつくりのハブです。
これをバラして組み立てるというのが、
ハブの基本がよくわかって、いい勉強になります。
カンパのハブには、敬意を表してカンパのハブスパナで作業です。

グリスアップ調整したハブのガタ確認作業は
専用のフォークを使って、
リムをもってホィールを上下に揺すってガタを確認します。
OKなら、ホィールをまわして、
減速していく程度をみて、玉あたりが強すぎないかを判断します。
このハブのガタ確認作業ですが、
新品の完組ホィールでも実施します。
たまに、軸だけさわっただけではガタが無くても、
専用フォークにセットしてみると、ガタがあることもあります。
ただし、これも、あまりきわきわに調整すると、
実際にバイクで使用したときの応力が大きくて、
ほんの少しのガタから音が出たりすることがあります。
最終的には、玉あたりのしぶさは経験がものをいってきます。