職人マツナガ通信

6月21日

舞台が整いましたら、役者に入ってもらいます。
まずはヘッドチューブ。
そして主役のBB(ボトムブラケット)、フレームのへそになる部分です。
そうして、ダミーのシートチューブをつかってシートチューブラグをセット。
この段階で、治具上のトップチューブ寸法を、図面の寸法とてらしあわせます。
この数字が一致すれば、図面のスケルトンが、治具にそっくり移っているということになります。
かなり慎重に作業をしているのですが、ごくたまに、数字のズレがみつかります。
そんな時は、最初からやり直します。
一カ所動かすとすべてに連動するので、これが一番速い方法です。
で、間違えたところがみつかったら、なんで間違えたのか、
を考えて、対策を考えて、次回に実行するようにします。
原因は作業途中に別の仕事が入ったとか、、いろいろありますが、
一番の要因は、心の乱れのようです。
どうしても別途の事がアタマからはなれないとか、何かにカッカしながらとか、
作業をしたとき、ミスがでるようです。
で、心が乱れている時は、身体が疲労している時が多いようです。
スポーツ選手に、コンディショニングがありますが、
仕事にもありますね。
自分をどのように、仕事に対して心身共に盛り上げていくか。
Fさん、ご安心を今回はバッチリ寸法でていましたから。