職人マツナガ通信

5月3日

タイムサイロンをスラムレッドeタップで駆るNさんから、
シマノDI2への組換えを依頼されました。
Nさん、リアスプロケットをストレス無く34Tを使いたいということです。
いまでは普通になりつつある、34T。
おもえば、フロントのインナーギャに使われるくらいの大きなギャですよね。
自転車生活の長い自分にしてみると、今昔の感に堪えない思いです。
ボクがスポーツサイクリングを始めた頃は、リアは5段スピード、スプロケットも最大23T位でした。
フロントは、53x42が普通。
今思うと、このギャでどうやって、箱根の坂を登っていたのか・・・・・・・・・。
リアスプロケット34Tになるまで四十数年、ながいな~。
お次はフロントギャですね。
今ではスタンダードになった、コンパクトギャ50x34。
この次は,超コンパクトギャ、46x28T位をシマノさんがだしてくれないものか。
Nさん、この組換えで、EW-WU111 というワイヤレスユニットを使いますが。
通常これは、ステム下につくジャンクションのすぐ下のフレーム外にとりつけるのですが、
これをなんとかフレームの中に内蔵をしてほしいというリクエスト。
最初、んッ、っと考えましたが。
なんてことはない、EW-WU111 をSM-JC41というフレーム内にはいるジャンクション側にとりつければ、
ダウンチューブ内に簡単に内蔵できました。
あとNさんが楽しみしているのが、シマノのシンクロシステム。
これは、フロントアウターで、リアをどんどん歯数の大きいギャにいれていくと、最後の二枚目以降にいくと、
勝手に、フロントが落ちて、リアが少し重いギャに移り、チェーンがクロスの状態にならないという機構。
また、フロントインナーで、リアを重くしていくと、やはり三枚ねくらいで、フロントが勝手にアウターに移り、
リアが少し軽くなります。
Nさん、無事組換え終了、また楽しんで下さい!