職人マツナガ通信

7月11日

IさんのプロジェクトMの図面、確認をしました。
迷いなしです。
これでいきます!
お次は材料決めです。
どれほどの剛性にするか。
来年古希を迎えるIさん、身長160cm、体重57kg。
9年くらい前から8kg位減量をされています。
走り方は、かすみがうら周辺の平地をメインに、90km前後を快走。
あまり登り坂へはいかず。
お話しをしていると、結構常用速度が速い。
完全なポタリングなら、ヘロヘロの剛性でいいのですが。
まだ、まだ、現役バリバリで走れるようなので、そこそこの剛性を目指します。
カーボンチューブの剛性試験データーをだしてきて、数字を確認。
ダウンチューブに80Tの薄肉チューブをとおもいましたが。
ちょっと剛性不足になりそうなので、40Tのノーマル肉厚チューブで、
シートチューブに80Tの薄肉チューブを使うことに。
おもしろいことに、弾性率があがると、振動減衰率もあがるというデータがあるのです。
トップチューブは40Tの薄肉チューブ。
ヘッドチューブは、オーバーサイズの0.9mm肉厚に加工。
シートステーは、14.0Φの0.5mm肉厚。
チェーンステーは、22.Φの0.7mm肉厚。
を選びました。
これで構成したフレームを、Iさんが乗っている事を想像します。
ん~、バッチリですね。
図面に書き込んだら、実際に手にとりながら、材料をだしていきます。
この時に、さらに、手に取りながらできあがったフレームを想像していきます。
材料はこれで問題ないですね、迷いなしです。

本日ご近所のオーナーのIさん、通りかかったので、ということでご来店。
できあがった図面を見せながら、いろいろご説明しました。
お話し中、ボクの顔をみながら、少しやせた? っとウレシイ発言。
いや、いや、首、肩痛で、一ヶ月、運動をしていないので、きっと太っているはずですよ、っとお答えしました。
しかし、ここ一ヶ月禁酒をしている。
もしかして、っと、帰宅して体重計に乗ってみる。
やっぱり太っていた・・・・・・・・。