職人マツナガ通信

11月13日

木リムⅡ。
仮組のできあがったホィールを締め上げていきます。
振れの取り方は、アルミと一緒で、
まず最初に縦ぶれ、そして横ぶれという手順でとっていきます。
車輪踏みもアルミと同じように踏んでいきます。
相手が木なので、ニップルホールの深さも一定ではないですし、
またニップルワッシャーが食い込むこともあるので、
アルミより、より多く踏んで馴染みを出す必要があります。
木リムの振れとりの極意は、深追いしないということですかね。
ダイヤルゲージで振れを追えるので、
アルミと同じようにキッチリとろうとすると、深追いしていくと迷路にはまります。
最大振れ0.2mm以内におさめますが、
この0.2mm以内の針の振れ方が木リムの場合はまちまちです。
こうして一本できあがります。
SBTM価格¥75,600です。
いつなくなってしまうかわからない木リムホィール、
家宝に一本いかがでしょうか。