職人マツナガ通信

10月22日

地元でプロジェクトMを駆るSさん、
ライド中自動車との事故をおこしてしまい、修理でお持ち込み。
この際、塗装替えも一緒にというとでお受けしました。
このバイクは2011年の4月に納車しています。
大体十年ですね。
Sさんこのバイクは二台目で、一台目は2004年に作っています。
Sさん、2011年当時はヒルクライムレースのエイジ別の入賞常連者。
この二台目は、ヒルクライムに特化したバイクをご希望。
しなって、強く、っという相反したバイクをリクエストされました。
Sさんの目論見では、ヒルクライムで踏んでしなった分の戻り力をつかって、ペダリングするとより早く走れるのでは、ということでした。
そこで、カーボンチューブの構成を、
ダウン、トップ、シートチューブ全部に、男性率80トンの高剛性炭素繊維をつかった、
肉厚は薄肉のチューブをセレクトしました。
ボクの思うところでは、薄肉チューブということで、踏んだ時はたわみますが、
男性率80トンの高弾性カーボンチューブの性能で、戻りの速度は速いはずです。
こうして作ったバイクで、Sさん、その後もヒルクライムで入賞を重ねていったようです。
現行のバイクは、マットブラック一色という、しぶ~い、凄みのあるカラーです。
交換の塗り替えも、その方向で行くかと思いきや。
オレンジ号レプリカカラーをご指定。
全く指向がかわっていいかもしれませんね。
新車同様の仕上がりになりますからね。
もう一台別のバイクを手に入れた感覚になれます。
きれいに塗りあがってきました。
これから組上げです!