職人マツナガ通信

12月26日

SさんのプロジェクトM、接着です!
図面通りの寸法にカーボンチューブをカットできたら、
お次は、それをラグにはめて、治具にのせて、長さの微調整をします。
あまりにキチキチの寸法だと、接着後に残留応力として余計な力が残ってしまいます。
接着のための加熱時の、熱膨張もありますので、
カーボンチューブをセットしたときに、若干チューブが動くくらいの長さにあわせます。
シートチューブをいれて。
お次はダウンチューブです。
そうして、最後にトップチューブをあわせて。
カーボンチューブの長さの微調整が終わったら接着作業です。
ラグの内面をきれいに磨いて。
カーボンチューブの接着部分を、サンドペーパーであらして。
そうして、よ~く脱脂をしたら、接着剤塗布です。
接着材は、熱硬化型のもので、加熱しないと硬化がはじまりません。
なので、作業中に硬化がはじまることはないので、作業もそうあせることはありません。
ラグの内面、カーボンチューブに接着剤を縫ったら、
いつもの順番で、ラグに差し込んで治具にのせます。
三角形なので、順番を間違えると、セットできなくなります。
セットできたら、加熱器で加熱をしてフレームの出来上がりです!