職人マツナガ通信

5月20日

滋賀県のNさんのプロジェクトM、接着です。
治具に乗せて長さを微調整したカーボンチューブを接着していきます。
まず、今回はシートチューブに薄肉チューブを使うので、
フロントディラーバンドが来る部分に、割れ止めのアルミ補強チューブをいれます。
カーボンチューブの内径にあわせて、アルミチューブの外径を旋盤で削りだし、
カーボンチューブの内側にピッタリ合うようにします。
このアルミチューブに接着剤をつけて、カーボンシートチューブの内側にいれます。
これができたら、各カーボンチューブの末端に接着剤を塗っていきます。
お次は、ラグの内側に接着剤をぬります。
接着剤が塗り終わったら、治具にセットです。
まずは、シートチューブをいれます。
お次はダウンチューブをBB側に差し込みます。
そうして、ヘッドチューブにトップチューブを差込。
最後に、ヘッドのダウンチューブとトップのシート側チューブを同時に入れていきます。
この手順でやると、三角形も組めます。
ラグにカーボンチューブが押し込めたら、改めて治具のセットを確認します。
はみ出た接着剤をぬぐって、加熱器で加熱です。
フレーム用接着剤は、加熱硬化型で、加熱しない限り硬化しない接着剤です。
ふ~、完全にフレームのカタチになりました。