職人マツナガ通信

12月19日

今日は、昨日組んだホィールも使って、
完成車に組み上げる、バラ完シゴトをしました。
フレームはLOOK 381i、
パーツはDURA-ACEの豪華版です。
まずホィールくっつけて、
サドルをつけて、股下からだしたサドル高にあわせて、
そうしたら、ハンドル&ステムをセットして、
サドル高とハンドル高の落差を、
オーナーの体型、使い方、経験などから決めて、
ホークのステアリングコラムをカットします。
今はやりのアヘッドタイプは、
この段階でちゃんとハンドル高決めておかないと、
後で上に上げるということができないので、
すごく重要で神経を使います。
ここまでくれば、ちょっと、ホッ。
後はパーツを組み付けていきます。
ボクの場合は、
BB→クランク→Fメカ→Rメカ→ブレーキアーチ→ブレーキレ
バー、
そして、チェーン張り→ブレーキワイヤー張り→シフトワイヤー張
り。
てな手順でしょうか。
もう、何百台と組んでいますので、
自分のやりやすい手順が自然と決まってしまっています。
ワイヤーの一本一本もマークの位置みながら、
丹誠込めて組み上げていきます。
この組立シゴトも、フレーム作りと同じで、
組み手によって、仕上がり、乗り心地が変わってくるようですね。
また、組んでいておもしろい(困るともいうかも)のは、
各国のフレームを組んでみると、
お国柄というか、もしくはそのブランドのポリシーみないなもの
が、
フレームの細部に現れてきます。
かなり、小細工をしなければ組めないフレームや、
お見事というくらい、よく仕上がってるものなど。
でも、やはりボクは自分のつくったフレームが、
一番安心してくめますね。
まあ、骨の髄までしっているわけですから。
ボクの組んだもの、
良しにつけても悪しきにつけても、
ボクのカラーだ出ていると思います。