以前にタイムのインパクトを買っていただいた、
お客さんからポジションの再チェックをたのまれました。
どうも、このペダルにしてから、
膝が外へ逃げてしまうというのです。
考えられる原因は、
Qファクター(フレーム中心からペダル中心までの距離)、
左右の脚の長さの違い、
くらいしかないのですが。
固定ローラーに乗ってもらっても確かに、
左のほうが大きく外にでてしまう。
そういえば、
チームアンカーのアサダ監督も現役の頃、
左右のクランクの長さをかえたり、
クリートの下に下駄を履かせたりと、
左右のペダリングを均一にさせるために、
色々やっていたことを思い出しました。
また、他のヨーロッパで走っていた選手には、
クランクとペダル軸にはいる、
特殊なワッシャーを、厚みの違うものを何種類もつくり、
ペダルのQファクターをかえることにより、
調整してもらっていたこともありました。
結局、この方には、
うちでペダルを買っていただいた補償として、
ワッシャーをつくり調整したら、
どうやらよくなったようです。
ペダルをクランクに近づける為のリクエストもあれば、
遠くするリクエストもあります。
自転車はニンゲンがエンジンなので、
複雑怪奇。
ちょっと気になるのは、
ボクもインパクトにしてから、
膝が逃げるのがちょっと気になっていることです。
原因つきとめなきゃ。