職人マツナガ通信

3月9日

Kさんのルック、一層張りです。
割れてしまったKさんのルックヒュエズ785修理、
まずはカーボンシートを一層まいて、あいてしまった穴をふさぎます。
弾性率40トンの平織りカーボンシートを進行方向45度になるようにカットして貼り付けます。
まずはカーボンシートをカットして。
接着剤をフレーム側とカーボンシートによく塗り付けます。
そうしてカーボンシートをフレームに張り付けて、
その上から熱収縮テープをまいていきます。
このテープは伸びがないので、きれいに巻くにはちょっとコツがいります。
こんな感じで巻けたら、表面を加熱してテープを収縮させて、
カーボンシートをフレームに圧着させます。
この熱収縮テープは、説明書に85度から収縮を始めると書いてある。
表面温度をはかりながら、温度が85度近辺になるように加熱します。
テープが収縮をしたら加熱をやめて、自然硬化を待ちます。
こんな感じでできあがりました。最初のとの違いがわかりますでしょうか。
一日たって完全に硬化したら、熱収縮テープをはずします。
テープをはずして、余分な接着剤をサンドペーパーで取り除いたら、
下ごしらえの終了です。
さて、これからが本番の接着です。