職人マツナガ通信

8月10日

TさんのプロジェクトM、バラバラに!
治具上でつけるべきパートをすべてロー付けできたら、
ダミーチューブを抜いて骨抜きします。
治具から外して、治具上ではまわしきれなかったローをまわします(溶接)。
本体すべてローをまわせたら、お次は小物付けです。
チェーンフックやシフトワイヤーストッパー、ブレーキホースガイドなどをロー付けします。
チェーンフックです。
これは、後輪を外した時に、チェーンが遊ばないように、
チェーンをひっかけるための小物です。
昨今のバイクには、ほとんどみられませんが、
一昔前のバイクには、ほとんどついていました。
自作の治具でセットしてロー付けです。
リアディレラーケーブルのアウターストッパーです。
これも自作の治具でロー付けします。
Tさんのコンポーネントはカンパニョーロのメカニカルをご所望なので、
レバーからくるシフトアウターを受けるためのレバー台座もとりつけます。
これらの小物がすべてついたら、もう一度治具にセットして、
ロー付けの熱でゆがんでしまったフレーム体の芯をとります。