職人マツナガ通信

8月28日

TさんのプロジェクトM、ピラー径合わせ加工です。
これが最後の接着作業です。
TさんのプロジェクトMは、薄肉のカーボンチューブを使っているので、
スタンダードチューブで使う時のピラー径が使えません。
そこで、いつもつかっているピラー径が使えるように、
カーボンチューブの内径を加工します。
ただし径がちがうといっても、違いはコンマ台のちがい、1mmもありません。
そこで、0.3mmのアルミシートを切り出して、
カーボンチューブの内側に張り付けます。
これまた自作のアルミシート圧着器とアルミシートを用意します。
アルミシートがカーボンチューブの内側ピッタリになるように、
直径X3.14で計算して長さをだして切り出します。
実際にカーボンチューブの内側に入れてみます。
寸法がよければ、カーボンシート、カーボンチューブの接着面を粗して接着剤のぬります。
そすいてインサート、圧着器をいれて内側のアルミシートをひろげてカーボンチューブに密着させます。
これで加熱硬化させて出来上がりです。
圧着器を抜くと、アルミシートがしっかり接着されています。
あとはこれにリーマーをとおして、径を微調整したらできあがりです。