職人マツナガ通信

10月2日 リプレイスメントエンド補強!

サーヴェロを駆るNさん、リプレイスメントエンドを曲げてしまい修理でお持ち込み。
純正のリプレイスメントエンドは在庫がなし。
サードパーティーのリプレイスメントエンドも入荷はちょっと先になってしまう。
っとうことで、とりあえず曲げ直しで対応で、
スタッフサカマが作業をする。
が、曲がってしまったのを戻す作業中にリプレイスメントエンドにヒビが少し入ってしまった。
さすがにこれで使うのは危険っということで、
リプレイスメントエンドの入荷待ちに。
しかし、Nさん、今週から遅い夏休みということで、
バイク乗れない夏休みは、トホホ状態になってしまう。
なんとかならなか、っということで、
ヒビがはいってしまったリプレイスメントエンドを補強することに。
このリプレイスメントエンドは、厄介なことに各メーカー、また車種によってもカタチがまちまち。
ある問屋さんに、在庫を持ってほしいといわれたことがあるが、
とてもじゃないけれど、在庫を持てる数ではない。
まずは、このバイクのリプレイスメントエンドが補強ができるかを確認します。


確認してみると、リプレイスメントエンドの外側にうまく補強版が取り付けられそう。
っということで、補強版に使えそうな、
以前にも使ったシマノ リアディレラーアダプタユニットを取り出してみる。


このアダプタユニット、こういう時にはなかなかの優れもの。
ついていたリプレイスメントエンドにあわせてみると。
お~、ピッタリではないか。


これを使うことに。
まずは、リプレイスメントエンドに形状に合わせて、
アダプタユニットを成型していきます。


ピッタリ形状が合わせられたら、
リプレイスメントエンドとアダプタユニットを接着です。
接着剤は、プロジェクトM製作時に使う、フレーム用接着剤です。
この接着剤、まずはがれたことがありません。
接着剤を塗って、加熱硬化をさせます。
ほ~、できました。


とりつけてみると、きっちり取り付きました。


さらに変速機も無事装着。


これで、Nさん、遅い夏休みを自転車で満喫できるとおもいます。
オリジナルより強くなっていると思います。
ガンガン乗ってください!