職人マツナガ通信

2月24日

ラグ下ごしらえです。
Sさんのラグパート加工開始です。
まず、ラグ用、ヘッドチューブ用元管を用意します。
まずその元管の肉厚を調整加工します。
ラグ肉厚ですが、これも少し迷った部分なのですが、
Sさんとのご相談の結果、明らかに一号機と違う感じが欲しいということで、
肉厚は0.7mmに決定。
旋盤で0.7mmにそぎ落としていきます。
肉厚がそろえられたら、次は必要十分な長さにカットします。

お次は、ラグチューブ管を繋ぐためにミーリング、
ザグリ加工をします。
パイプ径にあわせた専用の刃物をつかいます。
これで、突き合わせの図面の角度60°10′という数字をフライス盤であわせて、
その角度でざぐっていきます。
まずは、他だの筒がなんだかカタチになりました。
まだ、この段階では自転車のフレーム部材とは思えないですね。