職人マツナガ通信

8月26日

チタン。
ひさしぶりのチタンバイクです。
素材的にはアルミより少し重いですが、
弾性率が高いのでスプリングバックは強くなります。
チタンと一口にいっても、
フレームに使われている物は正確にはチタン合金となります。
チタンをベースに、強度上げたり、溶接後の加熱による熱劣化を防ぐために、
他の金属を混ぜて、純正チタンより強いものにしています。
親のチタンをベースに、他の金属を混ぜることにより性格のちがった子がうまれてきます。
パナソニックのチタンバイクは、
チューブとエンドをそれぞれ違うチタン合金が使われています。
適材適所というところなのでしょうね。

組立はいつものように、サドル高、ハンドル高、ハンドル-サドル間の距離の確認から始まります。
フレームサイズを決めるときは、
股下寸法、腕の長さを計測して、それをベースに計算をして、
シートピラーの突き出しぐらい、ステム長、サドル高とハンドル高の落差のバランスをみて決めます。
サドル高とハンドル高の落差量は、スポーツバイクの経験値や運動履歴で決めます。
今回もほぼ計算通り、予定通りのフォルムになりました。
東西融合ということでカンパで組み上げます。