お待たせしました、神奈川のH女史、フレーム出来上がりました。
身長151cmの女史のための700cスモールサイズカーボンバイクです。
700cというホィールサイズは、カラダのでかい人々が多いヨーロッパで発祥した
サイズなので、
小さいフレームサイズで製作するときにはどうしても物理的な限界がでてきてしまい
ます。
単純にシートチューブを短くして、
トップチューブを短くしてというようにつくろうとおもえばつくれるのですが、
フロントセンターやヘッドアングルを無視してつくると、
操縦性がものすごく悪くなり、乗りにくくなってしまいます。
この辺りを考えて設計すると、
どうしてもトップチューブ長さも、これ以上は短く出来ないという物理的な限界が発
生します。
以前に知り合いの女の子のバイクを乗る機会があったのですが、
峠を下っているとハンドルがブルブル震えてきて、こわい思いをしたことがありま
す。
なんでかなと考えみると、この寸法的な問題にあったようです。
いろいろなメーカーの設計寸法をみていると、
各メーカーの設計思想がみえておもしろいです。
ボクが重要と思っている寸法をあまり気にしていなかったり、
そんなところどうでもいいじゃないのというところが妙に精密に記載されていたり。
乗り手をプロレーサーを対象に設計したものとツーリストを対象にしたものでも自ず
と設計は変わってきますよね。
まあ、そういう設計思想の違いがバイクの違い、ブランドの違い、個性ととして現れ
てくるのでしょうが。
ここのところ、熱でたぁ、鼻水でたぁ、のどいたぁい、だとしみったれた事ばかり書
いていてどうも情けない。
今日ちょっと調べたいことがあり、古い通信をみていたら、
昨年もこの時期体調をくずしていました。
若いときは風邪ごときでこんなに苦しんだ記憶があまりないので、
どうやらこれも少しカラダがくたびれてきている証拠なんですね。
来年は己を知って少し作戦変更でこのようなことがないようにします、コッホン。