職人マツナガ通信

1月18日

ステム角度。
NさんのプロジェクトMの設計途中で、ハタっと気がつきました。
サドル高-ハンドル高落差が45mm。
使用ステム長100mmをご希望。
コラムスペーサーは、10mmを一枚。
これでヘッドチューブの長さは計算できるのですが。
ステムの角度を指定してもらっていなかった。
現在のアヘッドステムの主流は8~6度と浅めですが、17度というものもあります。
おそらくこれは、アヘッド機構が出始めた頃、
フレームの主流はホリゾンタルだったので、
ホリゾンタルのフレームに、当時主流だった17度位のアヘッドステムをとりつけると、
ハンドル位置が前下がりになりすぎてしまうので、
角度が浅くなったのだと思います。
その後フレームフォルムがスローピングは主流となり、
ヘッドチューブ長さを自由に決められるようになり、
ホリゾンタル設計時のヘッドチューブより長めのヘッドチューブ設計がおおくなりました。
今度は逆に8度位だとハンドルを下げきれ無くなる問題が出てきて、
また、また、17度が登場してきたのではないでしょうか。
NさんのプロジェクトM、8度でも17度でもどちらでも落差45mmは設計できるのですが、
同じ高さなら、角度がきつい方がハンドリングが少し安定するようです。
一応どちらを使いたいかを確認します。

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